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韓国製造業PMI、9月も50割れ 悪化ペースは緩む

10月4日、S&Pグローバルが発表した9月の韓国製造業購買担当者景気指数(PMI)は季節調整済みで49.9と、景気の拡大・縮小の分かれ目である50を15カ月連続で下回ったが、この縮小局面で最も50に近づいた。写真は韓国チャンウォンにある工場で3月撮影(2023年 ロイター/Kim Hong-Ji)
Jihoon Lee
[ソウル 4日 ロイター] - S&Pグローバルが4日発表した9月の韓国製造業購買担当者景気指数(PMI)は季節調整済みで49.9と、景気の拡大・縮小の分かれ目である50を15カ月連続で下回ったが、この縮小局面で最も50に近づいた。生産と受注の減少が和らいだ。
8月の48.9から上昇した。15カ月連続の50割れは2004年4月の統計開始以来初めてだった。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのエコノミスト、ウサマ・バッティ氏は、製造業の状況がおおむね安定していたと指摘。ただ、生産と需要の低迷は続いているとした。
内訳では、生産が17カ月連続で減少し、新規受注は15カ月連続で減少。ただ、減少幅は縮小した。
新規輸出受注は3カ月ぶりの大幅減。中国、日本、米国など主要市場からの需要が弱かった。
投入価格は8カ月ぶりの大幅な上昇を記録。原材料や原油、電力の価格上昇に加え、通貨安が響いた。
一方、雇用は13年5月以来の大きな伸びを記録した。将来の需要回復を見越して欠員を埋める動きがあったとの回答が寄せられた。