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米のウクライナ支援、次期下院議長が行方を左右も

2023年10月04日(水)11時11分

 10月3日、マッカーシー米下院議長が解任されたことを受け、ウクライナ支援を巡る下院の動きに変化が生じる可能性がある。写真は支援物資を受け取るウクライナ・ヘルソン地域の人々。6月17日撮影(2023年 ロイター/Alexander Ermochenko)

Patricia Zengerle

[ワシントン 3日 ロイター] - マッカーシー米下院議長が3日に解任されたことを受け、ウクライナ支援を巡る下院の動きに変化が生じる可能性がある。後任候補には支援に前向きな議員の名前が挙がる一方、強硬な反対派も含まれている。

民主主義の保護を重視する共和党員などでつくる団体「ディフェンディング・デモクラシー・トゥギャザー」は、次期下院議長の主要候補を過去のウクライナ支援法案に対する支持の強さに基づき「A(支持)」から「F(反対)」で評価した。各候補が議長に就任した場合に支援法案を採決にかける可能性がどの程度あるかを示す手掛かりになり得る。

最も高いA評価を得たのは共和党下院院内幹事のトム・エマー議員。次期議長の有力候補と目される下院共和党ナンバー2のスティーブ・スカリス院内総務はBの評価を受けた。

マッカーシー氏の解任動議を提出したマット・ゲーツ議員はスカリス氏を支持する考えを示している。

ゲーツ氏のほか、下院司法委員長を務めるジム・ジョーダン議員、強硬派のバイロン・ドナルズ議員はいずれもFと評価された。マッカーシー氏はBマイナスだった。

ロイター
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