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豪小売売上高、8月は予想下回る伸び 金利据え置き観測を後押し

2023年09月28日(木)12時30分

 9月28日、オーストラリア統計局が発表した8月の小売売上高は2カ月連続で増加したが、市場予想は下回った。写真はシドニーのショッピングモールで2020年12月撮影(2023年 ロイター/Loren Elliott)

Stella Qiu

[シドニー 28日 ロイター] - オーストラリア統計局が28日発表した8月の小売売上高は小幅な増加にとどまり、市場予想も下回った。物価高や金利上昇を受けて消費者が支出を控えており、追加利上げが不要な可能性を示唆した。

8月の売上高は名目ベースで前月比0.2%増の354億豪ドル。市場予想は0.3%増だった。

前年同月比では1.5%増で、2021年8月以来の低い伸びだった。

サッカー女子ワールドカップ開催に伴い飲食店での支出が好調だった一方、食料品、家庭用品の売上高はそれぞれ0.3%減と0.4%減だった。

豪準備銀行(中央銀行)はさえない個人消費などを理由に3カ月連続で利上げを見送っており、10月も政策金利を4.1%に据え置くと予想されている。

昨年5月以降に実施した計400ベーシスポイント(bp)の利上げを受け、平均的な住宅ローン返済額は月額で数百ドル増加している。

ロイター
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