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持続可能な航空燃料、今後も既存燃料より高価格に=IATA

2023年09月28日(木)11時11分

 9月27日、国際航空運送協会(IATA)のウォルシュ事務局長(写真)は、二酸化炭素(CO2)排出量が既存のジェット燃料に比べて少ない持続可能な航空燃料(SAF)について、大量生産が本格化されても販売価格は引き続き既存燃料よりも高くなるとの見方を示した。写真はイスタンブールで6月撮影(2023年 ロイター/Dilara Senkaya)

(見出しを修正しました)

[リスボン 27日 ロイター] - 国際航空運送協会(IATA)のウォルシュ事務局長は、二酸化炭素(CO2)排出量が既存のジェット燃料に比べて少ない持続可能な航空燃料(SAF)について、大量生産が本格化されても販売価格は引き続き既存燃料よりも高くなるとの見方を示した。

IATAはSAFが2050年までに航空業界のネットゼロ達成に必要な排出量削減の約65%に貢献できるとの見方を示していた。

ウォルシュ氏は、新型コロナウイルス禍のアジアにおける旅客数回復の遅れが世界の航空旅行の重荷となっているが、全般的な需要は堅調を維持しており、各社の今年の見通しは明るいと説明した。

また、英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズを傘下に持つインターナショナル・エアラインズ・グループのルイス・ガジェゴ最高経営責任者(CEO)は、脱炭素化の取り組みにより旅行代金は今後高くなる見通しだが、業界は航空運賃を手頃な価格で維持できるとの見方を示した。

ロイター
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