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スペインの政権不信任、格付けに悪影響=ムーディーズ
2016年09月05日(月)20時50分
[ロンドン 5日 ロイター] - 格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは5日、政権発足が遅れているスペインについて、格付けに悪影響をもたらすとの見方を示した。スペインの格付けは現在Baa2、見通しは「安定的」。
スペイン議会は2日に、ラホイ暫定首相の続投の是非を問う信任投票で再採決を行ったものの、8月31日に続き、政権発足に必要な最低票数に届かなかった。今後2カ月以内に各党間で合意が得られない場合、3度目の選挙が実施される見通しとなっている。
ムーディーズはリポートで「政治的な行き詰まりにより、12月に今年3回目の総選挙のリスクが高まっており、マクロ経済の構造改革や財政改革が実施される可能性がさらに低下している」と指摘した。
同社は10月14日に格付け見直しを予定している。
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