フォードと吉利汽車、製造・技術提携に向け協議中=関係者
2月4日 米フォード・モーターと中国の吉利汽車が提携の可能性について協議を行っている。写真はフォードのロゴ。2025年11月、ミシガン州ディアボーンで撮影(2026年 ロイター/Rebecca Cook)
[4日 ロイター] - 米フォード・モーターと中国の吉利汽車が提携の可能性について協議を行っている。関係者8人が明らかにした。自動車メーカーが高度な技術と製造コストの分担を模索する中での動きとみられている。
関係者3人によると、両社は吉利が欧州向け車両の生産でフォードの欧州工場の空きスペースを活用する案について協議している。また別の関係者2人は、自動運転を含む車両技術の共同利用に関する枠組みについても協議中だと明らかにした。
欧州での生産を中心とした協議はより進展しており、一部の関係者によるとフォードは今週協議の加速に向け代表団を中国に派遣した。先週にはミシガン州で吉利の幹部とフォード首脳陣が会合を開いたという。
関係者によると、吉利とフォードの協議は数カ月前から続いているが、非公開で進行中のため詳細は明らかにされていない。ロイターは協議の全体像や最終合意に至るかどうかを確認できていない。
吉利汽車はコメントを控えた。フォードは「常に多くの企業とさまざまなテーマについて協議を行っている。実現する場合もあればそうでない場合もある」と述べた。
中国の自動車メーカーは、データ収集や車両ソフトウエアに関する国家安全保障上のリスクを理由にバイデン政権下で導入された関税や規制によって事実上米国市場から締め出されている。高度な中国製車両技術を米国市場に導入するような取引は、トランプ政権や一部議員から厳しい精査を受ける可能性が高い。
今回の提携が実現すれば、コネクテッドカー技術や自動運転といった分野でテスラや中国メーカーを含む世界の競合で後塵を拝するフォードにとって追い風となる可能性がある。ジム・ファーリー最高経営責任者(CEO)は、中国との差を縮める必要性を繰り返し強調している。





