ノボノルディスク、今年の減益減収を警告 トランプ氏薬価規制で
写真はノボノルディスクのロゴ。2025年12月、デンマークのコペンハーゲン郊外で撮影。REUTERS/Tom Little
Jacob Gronholt-Pedersen Maggie Fick
[コペンハーゲン 3日 ロイター] - デンマーク製薬大手ノボノルディスクは3日、今年の利益と売上高が最大13%減少する可能性があると警告した。減少は数年ぶり。トランプ米大統領による強い価格圧力と肥満症治療薬市場における激しい競争が背景にある。
この警告は、主力の肥満症薬「ウゴービ」を2021年6月に発売して以来、数年にわたって続いてきた利益と売上高の2桁の伸びに終止符が打たれることを意味する。ウゴービは肥満症薬需要の急増と同社の急成長のきっかけとなった。同社は24年には時価総額で欧州最大の企業となった。
ノボノルディスクは、特に米国における実勢価格の下落、過酷な競争に加え、米国以外の一部市場でウゴービと糖尿病薬「オゼンピック」の有効成分であるセマグルチドの特許が失効することが同社見通しに影響を与えたと説明した。
同社は為替レートが一定と想定した場合、調整後営業利益と調整後売上高がともに今年は5─13%減少するとみている。昨年の売上高は13%増だった。アナリストは今年の売上高は2%減少を予想している。
マイク・ドゥスター最高経営責任者(CEO)は「2026年ノボノルディスクは競争が激化する市場で価格面での逆風に直面する。しかし、米国でのウゴービ飲み薬の初期の市場による取り込み状況には非常に勇気付けられている。今後数年で数量の伸びを促すわが社の能力を引き続き確信している」と述べた。
この日発表した25年第4・四半期の営業利益は前年同期比14%減の317億デンマーククローネとなった。アナリスト予想平均は312億クローネ。
ウゴービの第4・四半期の世界売上高は同12%減の219億クローネで、アナリスト予想の211億クローネを上回った。





