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米住宅金融2社、IPOなら株価大幅上昇へ=「ビッグ・ショート」投資家

2025年12月09日(火)09時31分

ワシントンのファニーメイ本社前で2022年10月撮影。 REUTERS/Kevin Lamarque

[8日 ロイター] - 2008年の米住宅市場崩壊に賭け、「ビッグ・ショート」の異名を持つ投資家のマイケル・バリー氏は8日のニュースレターで、米政府管理下にある住宅金融会社のファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)が再上場すれば、株価は大幅に上昇するとの見通しを示した。

両社が新規株式公開(IPO)を実施した場合の価格は簿価の1―1.25倍になり、上場後1、2年で1.5―2倍に上昇すると予想。「両社がひとたびIPOによって資金の制約から解放されれば、成長は自然に加速するだろう」との見方を示した。

また、著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米投資会社バークシャー・ハサウェイが、両社のIPOで多額の投資を行っても驚かないとした。バークシャーは以前、住宅ローン関連企業に投資し、ファニーメイの株式も保有していた。

ロイターは8月、トランプ米政権が年内に両社のIPOを開始する見通しだと報じていた。両社は2008年の金融危機で打撃を被って以来、政府の管理下にある。

ロイター
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