NY外為市場=ドル上昇、9月雇用統計受け利下げ観測後退
円と米ドル紙幣。3月19日撮影。REUTERS/Dado Ruvic
[ニューヨーク 20日 ロイター] - ニューヨーク外為市場ではドルが円などの主要通貨に対し上昇した。米労働省が約1カ月半遅れて発表した9月の雇用統計で雇用者数が大幅に増加したことを受け、米連邦準備理事会(FRB)は来月の会合で利下げを見送るとの観測が強まった。
労働省発表の9月の雇用統計は非農業部門雇用者数が前月から11万9000人増加。エコノミスト予想の5万人増を大幅に上回った。一方、失業率は4.4%と前月の4.3%から悪化し、2021年10月以来約4年ぶりの高水準に達した。
メジロウ・カレンシー・マネジメントのシニア投資ストラテジスト、ウト・シノハラ氏は「9月の雇用者数の伸びが予想を上回ったことで利下げの根拠は弱まった」と指摘。発表されたのは9月という古い統計だったものの、市場ではFRBが12月の次回会合で利下げに踏み切るか懐疑感が出ていると述べた。
CMEフェドウオッチによると、12月9─10日の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%ポイントの利下げが決定される確率は現在は39%に低下している。
ドル/円は一時157.89円と、1月以来の高値に上昇。終盤の取引でドルは0.26%高の157.59円。
高市早苗首相が先月に自民党総裁に選出されて以来、円は約6%下落。景気刺激策の財源確保に必要な巨額の借り入れを巡る市場の不安を背景に円安が進んでいる。
ラボバンク(ロンドン)の外為戦略責任者ジェーン・フォーリー氏は高市首相が日銀に対しタカ派色の弱い路線を取るよう促すとの見方が市場で大勢になっている」とし、「このため、市場の関心は円のキャリートレードに集まっている」と述べた。
市場では政府・日銀によるドル売り・円買い介入に対する警戒感が高まっており、市場では1ドル=160円前後が介入水準との見方が強まっている。
木原稔官房長官は20日、円安が進む為替市場の動向について「一方向な、また急激な動きもみられ、憂慮している」し、為替相場はファンダメンタルズを反映して安定的に推移することが重要とし、「投機的動向も含めて、過度な変動や無秩序な動きについて高い緊張感を持って見極めている」と語った。
主要6通貨に対するドル指数は0.1%高の100.18。
ユーロ/ドルは0.06%安の1.1533ドル。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは4.43%安の8万6521.25ドル。
ドル/円 NY午後4時 157.57/157.58
始値 157.51
高値 157.89
安値 157.27
ユーロ/ドル NY午後4時 1.1526/1.1527
始値 1.1514
高値 1.1549
安値 1.1508
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