米シカゴ連銀総裁、前倒しの過度の利下げに「不安」

米カリフォルニア州パロアルトで開催されたスタンフォード経済政策研究所（ＳＩＥＰＲ）経済サミットで講演する米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁。2025年2月28日撮影。REUTERS/ Ann Saphir/File Photo

［２０日　ロイター］ - 米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は２０日、インフレの２％回帰に向けた進展が停滞し、誤った方向に進み始めているため、前倒しの過度の利下げに不安を抱いているという認識を改めて示した。

グールズビー総裁は「私見では、経済の基盤はかなり強い。金利は最終的にかなり低下すると感じている」と指摘。同時に「短期的には、前倒しの過度の利下げや、現在の状況は一時的でインフレは再び低下すると期待することには幾分不安がある」と語った。

また、連邦政府機関の一部閉鎖による公式データ不足が、不安をさらに募らせているとも述べた。