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米建設支出、8月は前月比0.2%増 7月から予想外に回復

2025年11月18日(火)03時28分

米カリフォルニア州ロサンゼルスの建設中の住宅。9月撮影。REUTERS/Daniel Cole

[ワシントン 17日 ロイター] - 米商務省が17日発表した8月の建設支出(季節調整済み)は年率換算で前月比0.2%増加した。住宅ローン金利の上昇が引き続き一戸建て住宅建設の重しとなる中、7月から予想外に回復した。住宅改修が寄与したとみられる。

前年同月比では1.6%減少した。エコノミスト予想は0.1%減だった。

7月は前月比0.1%減から0.2%増に上方改定された。

8月の民間部門の建設支出は0.3%増加した。住宅建設が0.8%増加した一方、新築一戸建住宅への支出は0.4%減少した。集合住宅への支出は0.2%増加した。

一戸建て住宅建設への支出が減少していることは、住宅建設の増加のけん引役が改修工事であった可能性が高いことを示唆している。米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)によると、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ再開により住宅ローン金利は8月の高水準から低下基調にあり、9月の建設活動が活発化する可能性がある。

オフィスや工場などの民間非住宅施設への支出は0.3%減少。公共部門の建設支出のほか、州および地方政府の建設支出はいずれも横ばいで推移した。連邦政府の支出は0.8%減少した。

同指標は当初、10月1日に発表予定だったが、過去最長を記録した連邦政府機関の一部閉鎖により延期されていた。

ロイター
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