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日産、今期は2750億円の営業赤字を予想 売上高は下方修正

2025年10月30日(木)21時15分

日産自動車<7201.T>は30日、2026年3月期の連結営業損益が2750億円の赤字(前年は697億円の黒字)になる見通しと発表した。写真は10月29日、東京で開かれたジャパンモビリティショーで撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)

Maki Shiraki

[東京 30日 ロイター] - 経営再建中の日産自動車は30日、2026年3月期の連結営業損益が2750億円の赤字(前年は697億円の黒字)になる見通しと発表した。今期の損益予想を開示するのは初めて。米国関税政策のマイナス影響が2750億円と重くのしかかる。

当期損益は再建計画の費用を算定中として未定のままとし、11月6日に発表するとした。12兆5000億円を見込んでいた売上高については11兆7000億円へ下方修正した。

会見したジェレミー・パパン最高財務責任者(CFO)は、「コスト削減を着実に進めながら慎重な姿勢で臨んでいる」と説明。下期にフリーキャッシュフローの黒字化を目指すが、通期ではプラスに転じることはないとした。

中間期(25年4─9月期)の連結業績は、営業赤字幅が従来予想の1800億円から300億円(前年同期は329億円の黒字)に縮小する見通し。環境規制の関連費用が低減するほか、上期に予定していた研究開発の一部を下期に先送りした。当期損益は2300億円の赤字(同192億円の黒字)を見込む。

ロイター
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