日経平均は小幅に続伸、最高値更新 日銀会合は無難通過
10月30日、東京株式市場で日経平均は小幅に続伸し、前営業日比17円96銭高の5万1325円61銭で取引を終えた。2020年10月、東京証券取引所で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)
[東京 30日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は小幅に続伸し、前営業日比17円96銭高の5万1325円61銭で取引を終えた。終値ベースの史上最高値を更新した。米国市場でのハイテク株高が波及し、寄与度の高いAI(人工知能)関連株の一角がしっかりとなって指数を支援した。日銀の金融政策決定会合や米中首脳会談といったイベントは無難に通過した一方、月末の需給影響も観測され、値動きの振れ幅はやや大きくなった。
日経平均は、前日に1000円超高と大幅上昇した反動もあって、利益確定売りが先行した。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が12月の追加利下げに慎重なスタンスを示したことが上値を抑制した。このところの株高が急ピッチだったこともあり、月末を控えてリバランスの売りも観測された。
一方、下値では押し目買いが支えになり、前日終値を挟んだ一進一退となった。引き続き、買い遅れた投資家による買いが待機しているとみられている。買い戻しが強まった場面ではプラスに転じ、一時349円高の5万1657円28銭に上値を伸ばした。
日銀の金融政策決定会合では、利上げ提案者数が注目されたが前回と変わらず2人にとどまったことで、ひとまず株式市場の安心感につながった。米中首脳会談も無難に通過した。
一方、取引終了後に控える日銀の植田和男総裁の記者会見に関心が寄せられた。市場では「どれだけ(利上げ継続の)ファイティングポーズを取るかが注目。政府とぎくしゃくしてる様子は感じられず、12月か1月の追加利上げという市場の見方は変わらないだろう」(しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹シニアファンド・マネージャー)との見方が聞かれた。
TOPIXは0.69%高の3300.79ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.69%高の1699.46ポイントだった。プライム市場の売買代金は、TOPIXに関連したリバランスもあって引けにかけて膨らみ、過去最大となった。9月19日の8.7兆円を上回り、10兆0300億3300万円となった。
東証33業種では、値上がりは非鉄金属や鉱業、電気・ガスなど27業種、値下がりは陸運や空運、情報・通信など6業種だった。 個別では、決算や米企業の買収が好感されたNECが大幅高となり、年初来高値を更新した。レーザーテックも年初来高値を更新。一方、決算後の出尽くしが意識されたノジマが大幅安。JR東海もさえなかった。 新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.57%高の707.46ポイントと3日ぶり反発した。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1127銘柄(69%)、値下がりは432銘柄(26%)、変わらずは56銘柄(3%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 51325.61 17.96 51146.27 50,972.56─51,657.28
TOPIX 3300.79 22.55 3278.29 3,273.37─3,306.52
プライム指数 1699.46 11.68 1687.19 1,685.60─1,702.36
スタンダード指数 1483.41 6.71 1475.43 1,474.99─1,485.34
グロース指数 921.42 5.87 914.64 912.20─923.26
グロース250指数 707.46 4.03 702.73 700.72─708.88
東証出来高(万株) 374142 東証売買代金(億円) 100300.33
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