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原油先物は続伸、供給リスクや米戦略備蓄の購入検討が支援

2025年10月22日(水)11時19分

 22日アジア時間の原油先物は続伸。写真は米テキサス州ミッドランド近郊、パーミアン盆地で2月に撮影(2025年 ロイター/Eli Hartman)

[シンガポール 22日 ロイター] - 22日アジア時間の原油先物は続伸。制裁に起因する供給リスクや米中貿易合意への期待に加え、米国が戦略石油備蓄向けの原油購入を検討していると表明したことが背景。

ブレント原油先物は0137GMT(日本時間午前10時37分)現在、0.29%高の1バレル=61.50ドル。米原油先物は0.37%高の57.45ドル。

トランプ米大統領は21日、ロシアのプーチン大統領とのハンガリーでの会談が近い将来に実施されない可能性があることについて、「無駄な会談にはしたくない」と述べた。

Xアナリスツの創業者ムケシュ・サーデブ氏は「供給過剰と需要低迷により弱気ムードが支配しているが、ロシア、ベネズエラ、コロンビア、中東といったホットスポットでの供給混乱リスクは依然として残っており、原油価格が60ドルを下回るのを阻んでいる」と述べた。

米中通商協議の行方も市場の注目材料となっている。両国の政府関係者は今週、マレーシアで協議を行う見通し。

米エネルギー省は21日、戦略石油備蓄(SPR)を積み増すために原油100万バレルの購入を検討していると発表した。

ロイター
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