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ネットフリックス、四半期利益が予想届かず 株価6%安

2025年10月22日(水)05時56分

米動画配信サービス大手ネットフリックスが21日発表した第3・四半期決算は、利益が市場予想を下回った。写真は2024年8月、米カリフォルニア州ロサンゼルスで撮影(2025年 ロイター/Mario Anzuoni)

[ロサンゼルス 21日 ロイター] - 米動画配信サービス大手ネットフリックスが21日発表した第3・四半期決算は、利益が市場予想を下回った。ブラジルでの予期せぬ税関連費用が利益を圧迫した。

決算を受け、ネットフリックスの株価は時間外取引で約6%下落した。

純利益は25億ドル、希薄化後1株当たり利益は5.87ドル。アニメ「KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ」が同社史上最高の視聴率を記録し、業績を支えた。ただ、LSEGのまとめたアナリスト予想である30億ドル、6.97ドルをともに下回った。

売上高は115億ドルで、予想と一致した。

営業利益率は28%。約6億1900万ドルのブラジルの税関連費用が発生していなければ、営業利益率は同社の目標である31.5%を上回っていた可能性がある。

ネットフリックスは株主に宛てた書簡で、ブラジルの税金費用が「将来の業績に重大な影響を与えるとは想定していない」とした。

第4・四半期の売上高は119億6000万ドル、希薄化後1株利益は5.45ドルと見込んだ。市場予想はそれぞれ119億ドル、5.44ドルだった。

同社は11、12月にヒット作「ストレンジャー・シングス」の最終シーズンをリリースするほか、クリスマスには米プロフットボールリーグ(NFL)の2試合をライブ配信する予定。

ロイター
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