米財務長官、FRB議長解任反対理由をトランプ氏に説明=報道

ベセント米財務長官(写真)はここ数日間にトランプ大統領に対し、パウエル連邦準備理事会(FRB)議長の解任を試みるべきでないと考える理由を説明した。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が20日、事情に詳しい関係者の話として報じた。ワシントンで6月撮影(2025年 ロイター/Kevin Mohatt)
[20日 ロイター] - ベセント米財務長官はここ数日間にトランプ大統領に対し、パウエル連邦準備理事会(FRB)議長の解任を試みるべきでないと考える理由を説明した。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が20日、事情に詳しい関係者の話として報じた。
ベセント氏は主に経済と市場への影響の可能性や、FRBが既に年内の利下げに向けて動いているとみられること、政治的・法的ハードルの可能性などを理由に挙げたという。
関係者の1人によると、ベセント氏は経済が好調で市場もトランプ大統領の政策に好意的に反応しているため、パウエル議長解任は不要だと述べた。また、FRB当局者が年内2回の利下げを行う可能性を示唆していることをトランプ氏に改めて指摘したという。