ニュース速報

ビジネス

ドル指数小幅高、ビットコインは1万3000ドル突破=NY市場

2017年12月07日(木)07時06分

 12月6日、終盤のニューヨーク外為市場では、米税制改革法案の前進に楽観的な見方が強まる中、ドルが対主要通貨バスケットでやや上昇した。写真は各国の紙幣、2015年8月撮影(2017年 ロイター/Murad Sezer)

[ニューヨーク 6日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、米税制改革法案の前進に楽観的な見方が強まる中、ドルが対主要通貨バスケットでやや上昇した。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.18%高の93.547。

仮想通貨のビットコインは価値を疑問視したり、バブルを懸念したりする声も聞かれるなか、1万3000ドルを突破して過去最高値を更新した。

米議会上院は、税制改革法案について下院と相違点をすり合わせる協議を開始することを決定した。

企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)とムーディーズ・アナリティクスが発表した11月の全米雇用報告は、民間部門雇用者数の伸びが19万人増に鈍化する一方、製造業部門が少なくとも15年ぶりの大幅な増加を示した。同指標を受け、ドル指数が上昇した。

ドルは対円で0.36%下落した。

ケンブリッジ・グローバル・ペイメンツの世界商品・市場戦略部門責任者は「安全資産への逃避が続いている」と指摘。「米政府機関閉鎖の可能性に加え、トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認定したことに伴う長期の地政学リスクへの懸念を背景に、投資資金が円に流れた」と話す。

トランプ氏は暫定予算の期限が8日に迫るなか、連邦機関が週末に閉鎖される可能性に言及した。

英ポンドは値動きが荒くなる中、1週間ぶりの安値をつけた。来週の欧州連合(EU)首脳会議前に、英国の離脱を巡り合意する公算が小さいとの見方が強まった。

カナダドルは対米ドルで下落した。カナダ銀行(中央銀行)が政策金利を据え置き、慎重姿勢を維持すると表明するなどとしたことが材料視された。

ドル/円 NY終値 112.28/112.3

1

始値 112.17

高値 112.37

安値 112.05

ユーロ/ドル NY終値 1.1795/1.179

7

始値 1.1811

高値 1.1824

安値 1.1781

*内容を追加しました。

(表はロイターデータに基づいています)

ロイター
Copyright (C) 2017 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ドイツ商工会議所、今年の経済成長ゼロと予想 来年0

ビジネス

日産、通期の純損益予想の開示を再び見送り

ビジネス

ドイツ鉱工業生産、9月は前月比+1.3% 予想を大

ビジネス

訂正-独コメルツ銀、第3四半期は予想に反して7.9
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 3
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイロットが撮影した「幻想的な光景」がSNSで話題に
  • 4
    NY市長に「社会主義」候補当選、マムダニ・ショック…
  • 5
    「なんだコイツ!」網戸の工事中に「まさかの巨大生…
  • 6
    カナダ、インドからの留学申請74%を却下...大幅上昇…
  • 7
    もはや大卒に何の意味が? 借金して大学を出ても「商…
  • 8
    約500年続く和菓子屋の虎屋がハーバード大でも注目..…
  • 9
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 10
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 6
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 7
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 8
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 9
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 10
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中