ニュース速報

ビジネス

ダコタ・アクセス送油管、第2四半期に稼動へ=フィリップス66

2017年02月06日(月)07時34分

[ニューヨーク 3日 ロイター] - 米石油大手フィリップス66のガーランド最高経営責任者(CEO)は3日、ダコタ・アクセス・パイプラインが第2・四半期に稼動するとの見通しを示した。同パイプラインは先住民や環境保護団体の抗議活動の対象となっており、法廷闘争や当局による審査も結論が出ていない。

同社は決算発表の際、同パイプラインについて「商業運転は、ミズーリ川横断部分の工事に必要な陸軍工兵隊の地役権承認が下りてから、2017年第2・四半期に開始する見通し」であることを明らかにした。

ダコタ・アクセス・パイプラインは当初、16年後半の操業開始を予定していたが、敷設ルート近くに居住する先住民スタンディング・ロック・スー族や環境保護団体の強い反対に遭い、訴訟が提起された。

米陸軍は1日、トランプ大統領による同パイプライン建設計画の推進を指示する大統領令を受け、同パイプラインの「敷設・操業認可の審査を速やかに進める」手続きに入ったことを明らかにした。しかし、地役権はまだ承認されていない。

同プロジェクトはエナジー・トランスファー・パートナーズが主導。フィリップス66は25%の権益を保有する。事業規模は38億ドル。

ロイター
Copyright (C) 2017 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米原油・天然ガス生産、4月は過去最高=EIA

ワールド

米司法省、北朝鮮人グループをハッキングで摘発 2人

ワールド

米大統領、対キューバ強硬措置の覚書に署名 前政権の

ワールド

タイ経済、5月は成長鈍化 観光と製造業生産減少で=
MAGAZINE
特集:トランプvsイラン
特集:トランプvsイラン
2025年7月 8日号(7/ 1発売)

「平和主義者」のはずの大統領がなぜ? 核施設への電撃攻撃で中東と世界はこう変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ワニに襲われた男性の「最期の姿」...捜索隊が捉えた発見の瞬間とは
  • 2
    普通に頼んだのに...マクドナルドから渡された「とんでもないモノ」に仰天
  • 3
    ワニに襲われ女性が死亡...カヌー転覆後に水中へ引きずり込まれる
  • 4
    仕事ができる人の話の聞き方。3位は「メモをとる」。…
  • 5
    「パイロットとCAが...」暴露動画が示した「機内での…
  • 6
    砂浜で見かけても、絶対に触らないで! 覚えておくべ…
  • 7
    突然ワニに襲われ、水中へ...男性が突いた「ワニの急…
  • 8
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 9
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 10
    顧客の経営課題に寄り添う──「経営のプロ」の視点を…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で大爆発「沈みゆく姿」を捉えた映像が話題に
  • 3
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門家が語る戦略爆撃機の「内側」と「実力」
  • 4
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 5
    定年後に「やらなくていいこと」5選──お金・人間関係…
  • 6
    夜道を「ニワトリが歩いている?」近付いて撮影して…
  • 7
    ワニに襲われた男性の「最期の姿」...捜索隊が捉えた…
  • 8
    突然ワニに襲われ、水中へ...男性が突いた「ワニの急…
  • 9
    サブリナ・カーペンター、扇情的な衣装で「男性に奉…
  • 10
    仕事ができる人の話の聞き方。3位は「メモをとる」。…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の…
  • 6
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 7
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 8
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 9
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 10
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中