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アジア途上国16年成長率予想5.7%へ下げ、中国低迷などで=ADB

2016年03月30日(水)10時54分

 3月30日、アジア開発銀行(ADB)は、世界経済が逆風に見舞われているほか、中国経済の見通しが軟化したとして、アジア途上国(アジア太平洋の45カ国)の今年の経済成長率予想を引き下げた。写真はプノンペンで昨年3月撮影(2016年 ロイター/Pring Samrang)

[マニラ 30日 ロイター] - アジア開発銀行(ADB)は、世界経済が逆風に見舞われているほか、中国経済の見通しが軟化したとして、アジア途上国(アジア太平洋の45カ国)の今年の経済成長率予想を引き下げた。

30日に公表された最新の「アジア経済見通し」によると、アジア途上国の今年と2017年の成長率は5.7%となる見込み。昨年12月に発表した報告書では、アジア途上国の16年成長率は6.0%になると予想されていた。15年の成長率は5.9%だった。

ADBのチーフエコノミストであるシャンジン・ウェイ氏は「米金融政策の引き締めが金融ボラティリティーを高める可能性があり、中国の一段の減速が近隣諸国に影響を及ぼしかねないほか、生産者物価のデフレが一部の国の成長率を損なう可能性がある中、下振れリスクが強くなっている」とした。

ADBによると、中国の今年の経済成長率は6.5%と、15年の6.9%から減速する見通し。17年には6.3%へ一段と減速するとみられている。

16年の中国成長率予想は昨年12月時点の6.7%から下方修正され、中国政府の目標である6.5─7%の下限となった。

インドの今年の成長率は7.4%となり、15年の7.6%から低下する見込み。ただ、17年には7.8%に回復する見通し。

南アジア全体の成長率予想は16年が6.9%、17年が7.3%。昨年の成長率は7.0%だった。

東南アジアは今年が4.5%成長、17年が4.8%成長となる見通し。15年は4.4%成長だった。

東アジアの成長率については、16年が5.7%、17年が5.6%と予想。昨年の成長率は6.0%だった。

中央アジアの成長率は今年が2.1%、17年が2.8%となる見通し。15年は2.9%だった。

アジア途上国の今年のインフレ率については、内需の高まりを受け、15年の2.2%から2.5%に回復すると見込まれる。世界的に商品価格が反転するため、来年のインフレ率は2.7%に上昇するとした。

ロイター
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