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NY市場サマリー(6日)
[6日 ロイター] - <為替> ドルが円に対して2カ月半ぶり、対ユーロで6カ月半ぶり、対スイスフランで7カ月ぶりの高値をつけた。10月の米雇用統計で、雇用の伸びが市場予想を大きく上回ったことを受け、午後になってもドルが買われ続けた。ドル/円は一時、8月21日以来の高値となる123.26円を記録。直近で1.2%高の123.19円。今週は2.1%上昇、週間では昨年12月以来の高い伸びを示した。
<債券> 堅調な米雇用統計を受け12月米利上げ観測が強まる中、2年債利回りが5年半ぶりの高水準に達した。2年債利回りはは一時0.958%に上昇し、2010年5月以来の高水準をつけた。3年債利回りは4年半ぶりの水準となる1.281%、5年債利回りも約5カ月ぶりの水準となる1.774%にそれぞれ上昇した。
<株式> まちまちで取引を終えた。力強い10月の米雇用統計の発表で利上げが近いことが意識され、金利上昇が追い風になる金融株が買われた。一方で公益株などが売られた。S&P金融株指数は約1.1%の値上がり。利上げによって銀行は利ざやの増加が見込まれる。JPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカ、シティグループはそれぞれ3%台の上昇となった。
<金先物> 市場予想を大きく上回った10月の米雇用統計を受けて、米利上げ観測が一段と強まり、7営業日続落した。12月物の清算値は前日比16.50ドル安の1オンス=1087.70ドルと、中心限月の清算値ベースとしては8月5日(1085.60ドル)以来約3カ月ぶりの安値を付けた。
<米原油先物> 堅調な米雇用統計の発表をきっかけとしたドルの騰勢に圧迫され、3日続落した。米国産標準油種WTIの中心限月12月物の清算値は前日比0.91ドル(2.0%)安の1バレル=44.29ドル。週間では4.9%安となった。1月物は0.77ドル安の45.47ドル。