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中国、GDP算出方法を変更 季節要因測定より正確に

9月9日、中国のGDP統計をめぐっては、その信ぴょう性を疑問視する声がこれまでにもあり、成長率達成のための地方政府によるデータ水増し疑惑がたびたび指摘されている。北京で3月撮影(2015年 ロイター/Kim Kyung Hoon)
[北京 9日 ロイター] - 中国国家統計局は9日、国内総生産(GDP)の算出方法を変更したと発表した。
中国のGDP統計をめぐっては、その信ぴょう性を疑問視する声がこれまでにもあり、成長率達成のための地方政府によるデータ水増し疑惑がたびたび指摘されている。
統計局によると、これまでの四半期GDPは集積された数字がもとになっていたが、今後は四半期の経済活動をベースにGDPを算出し、季節要因の測定をより正確にし、短期的な変動を今までよりも反映させる。
統計局によると、新たな算出方法は先進主要国基準に沿っており、国際通貨基金(IMF)の特別データ公表基準(SDDS)採用に向けた一歩となる。
10月19日発表の第3・四半期GDP統計は新たな方法で算出されたという。