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仏ルノー、2014年純利益は前年比3倍増

2月12日、フランスの自動車大手ルノーが発表した2014年決算は好調な欧州の販売を背景に、純利益が前年比で3倍増となった。写真は、ルノーのロゴ、2014年撮影(2015年 ロイター/Srdjan Zivulovic)
[パリ 12日 ロイター] - フランスの自動車大手ルノー
2015年は売上高と利益のさらなる改善を目指すとした。
2014年の純利益は18億9000万ユーロ(21億4000万ドル)と、前年の5億8600万ユーロから大幅に増加。売上高は0.3%増の410億6000万ユーロだった。
営業利益は約30%増の16億1000万ユーロで、営業利益率は3.9%と、前年の3%から改善した。
欧州での販売は、小型スポーツ用多目的車(SUV)「キャプチャー」や小型車「クリオ」などのルノーブランドの新型車や、「ダチア」ブランドによって押し上げられた。
ブラジルやロシアといった市場は不調だったが、世界での販売台数は3.2%増加した。
ルノー・日産自動車<7201.T>連合傘下のロシア自動車大手、アフトワズに絡む損失は年間で1億8200万ユーロと、前年の3400万ユーロから拡大した。
2014年の年間配当は1.90ユーロと、前年の1.72ユーロから引き上げる計画を明らかにした。
2015年については、世界自動車市場が2%伸びると予想。為替変動の影響を除く同社の販売台数と売上高を増やし、グループ全体と自動車部門の両方で利益率をさらに高めるとの目標を掲げた。