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移民問題

日本はすでに世界有数の移民受け入れ国...実は開放的な「移民国家ニッポン」の知られざる実態

JAPAN’S OPEN SECRET

2026年1月21日(水)16時00分
小暮聡子、深田莉映(ともに本誌記者)

図1 主要な先進国における外国人人口の割合

図1 主要な先進国における外国人人口の割合

──日本は実態として移民を受け入れながら、「移民政策」を取ってこなかったのはなぜか。「移民」という言葉をあえて避けてきた背景は。

理由は大きく2つある。1つは、「移民」という言葉を使うと国民を不安にさせる、という政治的な判断だ。これは間違いなくある。


ただ、より根源的な理由として、日本の行政や法律制度において「移民」という言葉が公式に使われたのは主に戦前だ。戦前の朝鮮半島や中国大陸、南米への移民送り出し事業がそれに当たる。当時は国が公式に「移民」という言葉を使い、制度として管理していた。

戦後になると、それが植民地支配や対外侵略と結び付いたものだったという認識から、制度や機関は解体され、「移民」という言葉自体も帝国主義的な過去のものとして、制度上はいったん終わった。その結果、南米への送り出し事業を除けば、戦後の日本の行政が「移民」という言葉を公式に使ったことはない。

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