最新記事
ネットで話題

iPhone泥棒から届いた「Apple風SMS」...見抜いた被害者の返しが話題に

Man Has iPhone Stolen, Unprepared for the Text He Then Gets From Thief

2025年5月13日(火)14時30分
メリッサ・フルール・アフシャー
巧妙なフィッシング詐欺、でも見抜いた男が放った痛烈な一言とは(写真はイメージです) Thom Bradley-Unsplash

巧妙なフィッシング詐欺、でも見抜いた男が放った痛烈な一言とは(写真はイメージです) Thom Bradley-Unsplash

<iPhoneを盗まれた男性が、その後届いた「Apple風」の怪しいメッセージに冷静な一言。Redditで称賛を集めたその対応とは>

iPhoneを盗まれた男性が、その後に受け取った犯人からのメッセージへの返信が、Redditで称賛を集めている。

このやりとりは、Redditユーザー「u/xandoline」が5月6日に投稿したもので、現在までに5万件以上の「いいね(upvote)」を獲得している。投稿には、盗難後すぐに届いた不審なSMSのスクリーンショットが添付されていた。そのメッセージは一見Appleからの正式通知のように見え、アカウントでの"不審な操作"について警告する内容だった。

送信元は「Apple Support」と名乗っていた。

【画像】iPhoneを盗まれた被害者、犯人からの「偽Appleメッセージ」に一言で撃退

このフィッシング詐欺の手口は、見慣れていない人にとっては本物に見えるかもしれないが、男性はすぐに見抜いた。そして返信もまた、見事だった。

スマホが最終的に回収されたかどうかは不明だが、このやり取りは、スマホ盗難後にデジタル詐欺が仕掛けられるケースがいかに多いかを示す好例となった。今回のメッセージも、Apple IDの操作権限を手放させようとする詐欺の可能性が高い。

この件を受け、本誌はカリフォルニアのソフトウェア企業ZeroBounceのサイバーセキュリティ責任者ウラド・クリステスク氏に取材を行った。

「iPhoneを盗まれたり失くしたりするのは最悪だ」とクリステスク氏は語る。「でも、すぐに何をすべきかを知っておくだけで、後々の大惨事を防げる」

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米エヌビディア、サウジ政府系ファンドのAI新興企業

ワールド

WHO、飢餓による子ども発育影響懸念 ガザ、物資搬

ビジネス

米4月CPI2.3%上昇、約4年ぶりの低い伸び 利

ワールド

中国、14日から米製品への関税10%に引き下げ 9
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:2029年 火星の旅
特集:2029年 火星の旅
2025年5月20日号(5/13発売)

トランプが「2029年の火星に到着」を宣言。アメリカが「赤い惑星」に自給自足型の都市を築く日

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    ゴルフ場の近隣住民に「パーキンソン病」多発...原因は農薬と地下水か?【最新研究】
  • 3
    母「iPhone買ったの!」→娘が見た「違和感の正体」にネット騒然
  • 4
    カヤック中の女性がワニに襲われ死亡...現場動画に映…
  • 5
    あなたの下駄箱にも? 「高額転売」されている「一見…
  • 6
    「がっかり」「私なら別れる」...マラソン大会で恋人…
  • 7
    トランプ「薬価引き下げ」大統領令でも、なぜか製薬…
  • 8
    トランプは勝ったつもりでいるが...米ウ鉱物資源協定…
  • 9
    「奇妙すぎる」「何のため?」ミステリーサークルに…
  • 10
    「出直し」韓国大統領選で、与党の候補者選びが大分…
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つの指針」とは?
  • 3
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 4
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 5
    ゴルフ場の近隣住民に「パーキンソン病」多発...原因…
  • 6
    カヤック中の女性がワニに襲われ死亡...現場動画に映…
  • 7
    シャーロット王女の「親指グッ」が話題に...弟ルイ王…
  • 8
    母「iPhone買ったの!」→娘が見た「違和感の正体」に…
  • 9
    ロシア機「Su-30」が一瞬で塵に...海上ドローンで戦…
  • 10
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 5
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つ…
  • 6
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 7
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 8
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 9
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 10
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中