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ウクライナ侵攻によるロシア兵の死者は11万5000〜16万人に、兵士を「使い捨てる」ロシア軍の残酷物語

War the Russian Way

2024年12月16日(月)13時29分
アレクセイ・コバリョフ(ジャーナリスト)

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事実上プーチンの使い捨てにされたプリゴジンの死を追悼する即席の献花台(24年6月) ULF MAUDERーPICTURE ALLIANCE/GETTY IMAGES

まず、ロシア軍内部における人命軽視だが、実際その規模にはギョッとさせられる。この10月には1日の死傷者数が過去最多の推定1500人を記録した(ただし、ロシアもウクライナも正式な犠牲者数は発表していない)。

2022年2月のウクライナ侵攻開始以来のロシア兵の死者は計11万5000〜16万人で、1970年代末にソ連がアフガニスタンに侵攻したときの10倍以上だ。平均的な兵士の前線での「寿命」は、1カ月未満ともいわれる。


あまりにハイペースの死者増加に、兵士の補充が追い付かず、新兵はろくな訓練も受けないまま前線に送り込まれ、すぐに命を落とすという悪循環が生まれている。

ミートグラインダー戦術

ロシアがハイペースで失っているのは兵士だけではない。武器も、生産量(あるいは武器庫からの補給量)を大きく上回るペースで失っている。

一部の推測では、ロシア軍は10月だけで戦車、歩兵戦闘車、航空機など計500台以上を失った。第1次チェチェン紛争のグロズヌイの戦い(1994〜95年)の2倍の量だ。

当時の甚大な損失は、ロシアの軍と社会の雰囲気を著しく悪化させた。現在、ロシア最大の軍備基地の一部は空っぽで、ソ連時代の戦車や装甲車まで前線に引っ張り出されている。

ただ、ロシア兵に関しては、政治家やメディアに登場する識者、そして市民さえも、その命をひどく軽んじていて、それを隠そうともしない。

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