与党劣勢のハンガリー議会選、EUが「干渉」=米副大統領
ハンガリのオルバン首相(左)とバンス米副大統領。ブダペストで7日撮影。REUTERS/Jonathan Ernst
Humeyra Pamuk Anita Komuves
[ブダペスト 7日 ロイター] - ハンガリーを訪問したバンス米副大統領は7日、オルバン首相をトランプ米大統領の盟友だと称賛する一方、欧州連合(EU)が「選挙干渉」しているとして非難した。オルバン氏が率いる与党「フィデス・ハンガリー市民連盟」は12日に予定される議会総選挙での劣勢が伝えられている。バンス氏によるEU非難は、対イラン攻撃などで広がる米欧間の亀裂を深めることになりそうだ。
バンス氏のハンガリー訪問に先立ち、選挙戦で優勢とされる中道右派の野党「尊重と自由(ティサ)」を率いるマジャール氏はXへの投稿で、選挙戦への外国勢力による干渉に対する警戒感を示した。
バンス氏は記者会見で「外国による選挙干渉の最悪の事例の一つ」が起きているとし、EU当局者らが「オルバン氏を嫌っているため」に「ハンガリー経済の破壊やエネルギー自立度の低下、コストの押し上げを試みた」と主張した。政権発足から16年となるオルバン氏がロシアのエネルギーがハンガリーに不可欠だとの姿勢を取る中、バンス氏はエネルギーやロシアによるウクライナ侵攻などを巡るオルバン氏の政策を称賛。「オルバン氏とトランプ氏の指導力の下で、米国とハンガリーが体現しているのは西洋文明の防衛だ」と主張した。
バンス氏は、他の欧州諸国もオルバン氏のエネルギー政策に倣うべきだとも指摘した。
オルバン氏は、トランプ氏が初当選した2016年の米大統領選の際に欧州指導者の中で最初に支持を表明。トランプ氏がオルバン氏を「力強い指導者」と持ち上げ、オルバン氏もトランプ政権下でハンガリーと米国との関係が「黄金時代」を迎えていると述べるなど蜜月関係にある。一方、オルバン氏はロシアとも友好な関係を維持している。
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