最新記事

アメリカ政治

トランプ、自身の恩赦めぐり大統領選以降に側近と相談

2021年1月8日(金)10時11分

トランプ米大統領が昨年11月の大統領選以降、自身の恩赦を検討していることを側近に話していたと、米紙ニューヨーク・タイムズが7日、関係筋の情報として報じた。昨年12月撮影(2021年 ロイター/CHERISS MAY)

トランプ米大統領が昨年11月の大統領選以降、自身の恩赦を検討していることを側近に話していたと、米紙ニューヨーク・タイムズが7日、関係筋の情報として報じた。

報道によると、トランプ大統領は複数回、自身に恩赦を与えることを検討しているとし、自身を恩赦すべきか、また、法的および政治的に自身にどのような影響が及ぶかについて側近に相談していたという。

ホワイトハウスからはコメントを得られていない。

トランプ大統領の支持者が前日、議事堂に乱入する事件が発生し、民主・共和党両党からトランプ氏罷免を求める声が上がっているが、同事件以降に恩赦について側近と協議したかは不明という。

トランプ氏は2018年にも「自分を恩赦する絶対的な権限を持つ」とツイッターに投稿していた。

憲法を専門とする弁護士によると、歴代の大統領で自身を恩赦としたケースはなく、大統領が合法的に自身を恩赦できるかどうかを巡る明確な答えはないという。一方、自身を裁くことはできないという原則に反するため、違憲行為に当たるという指摘も聞かれる。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【話題の記事】
・1月20日、トランプは「自分の大統領就任式」に出る?
・新型コロナが重症化してしまう人に不足していた「ビタミン」の正体


ニューズウィーク日本版 2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年10月7日号(9月30日発売)は「2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡」特集。投手復帰のシーズンも地区Vでプレーオフへ。アメリカが見た二刀流の復活劇

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

自民総裁選きょう投開票、決選にもつれ込む公算 夕方

ビジネス

米国株式市場=ダウ・S&P最高値更新、ハイテク下げ

ワールド

トランプ氏、オレゴン州最大都市への支援削減検討を指

ワールド

米軍、ベネズエラ沖の公海で「麻薬船」攻撃 4人死亡
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
特集:2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
2025年10月 7日号(9/30発売)

投手復帰のシーズンもプレーオフに進出。二刀流の復活劇をアメリカはどう見たか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 2
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最悪」の下落リスク
  • 3
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、Appleはなぜ「未来の素材」の使用をやめたのか?
  • 4
    MITの地球化学者の研究により「地球初の動物」が判明…
  • 5
    謎のドローン編隊がドイツの重要施設を偵察か──NATO…
  • 6
    「吐き気がする...」ニコラス・ケイジ主演、キリスト…
  • 7
    「テレビには映らない」大谷翔平――番記者だけが知る…
  • 8
    【クイズ】1位はアメリカ...世界で2番目に「航空機・…
  • 9
    墓場に現れる「青い火の玉」正体が遂に判明...「鬼火…
  • 10
    女性兵士、花魁、ふんどし男......中国映画「731」が…
  • 1
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 2
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外な国だった!
  • 3
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最悪」の下落リスク
  • 4
    トイレの外に「覗き魔」がいる...娘の訴えに家を飛び…
  • 5
    ウクライナにドローンを送り込むのはロシアだけでは…
  • 6
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、A…
  • 7
    こんな場面は子連れ客に気をつかうべき! 母親が「怒…
  • 8
    【クイズ】世界で1番「がん」になる人の割合が高い国…
  • 9
    虫刺されに見える? 足首の「謎の灰色の傷」の中から…
  • 10
    高校アメフトの試合中に「あまりに悪質なプレー」...…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 4
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 5
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 6
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 7
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 8
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 9
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 10
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中