最新記事

香港

危険増す香港デモ 天安門事件の「戦車男」を彷彿とさせる瞬間

Viral Photo of Hong Kong Protestor Sparks Tiananmen Square Comparisons

2019年8月27日(火)16時00分
アリストス・ジョージャウ

警察は、25日のデモで12歳から48歳のデモ参加者36人を逮捕したと報告している。また当局によればこのデモで重症者1人を含む38人が病院に搬送され、警察官15人が怪我をして治療を受けた。

ネット上では、林亦非の写真を「戦車男」の写真と比較する声が上がっている。1989年の天安門事件の際、戦車の列の前に立ちはだかって無言の抵抗をした男の写真は、同事件を象徴する1枚となった。天安門の抗議デモでは、中国軍の厳しい取り締まりによって、数百人から数千人の死者が出た。

インターネット掲示板レディットのあるユーザーは、「この写真も、天安門事件の時のような象徴的な1枚になるかもしれない」と投稿。別のユーザーは「天安門事件の戦車男の再来だ」と書き込んだ。

香港のデモは、元々は刑事事件の容疑者の身柄を中国本土にも引き渡すことを可能にする条例の改正案に対する反対から巻き起こった。だがその後、デモ隊の要求が拡大し、今は香港の民主化を求める運動に発展している。

(翻訳:森美歩)

20190903issue_cover200.jpg
※9月3日号(8月27日発売)は、「中国 電脳攻撃」特集。台湾、香港、チベット......。サイバー空間を思いのままに操り、各地で選挙干渉や情報操作を繰り返す中国。SNSを使った攻撃の手口とは? 次に狙われる標的はどこか? そして、急成長する中国の民間軍事会社とは?

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

シリアとイスラエル、米国仲介の安全保障協議を再開

ワールド

中央アフリカ大統領選、トゥアデラ氏が再選 暫定結果

ワールド

Xの性的画像加工ツールは「違法」、欧州委が非難 英

ワールド

マドゥロ氏拘束で41万ドルの利益、謎のトレーダーが
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:AI兵士の新しい戦争
特集:AI兵士の新しい戦争
2026年1月13日号(1/ 6発売)

ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    眠る筋力を覚醒させる技術「ブレーシング」とは?...強さを解放する鍵は「緊張」にあった
  • 3
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめる「腸を守る」3つの習慣とは?
  • 4
    スペイン首相、アメリカのベネズエラ攻撃を「国際法…
  • 5
    「見ないで!」お風呂に閉じこもる姉妹...警告を無視…
  • 6
    野菜売り場は「必ず入り口付近」のスーパーマーケッ…
  • 7
    日本も他人事じゃない? デジタル先進国デンマークが…
  • 8
    ベネズエラ攻撃、独裁者拘束、同国を「運営」表明...…
  • 9
    「二度とやるな!」イタリア旅行中の米女性の「パス…
  • 10
    中国生成AIの限界...ディープシーク後に見えた米中の…
  • 1
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめる「腸を守る」3つの習慣とは?
  • 2
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチン、その先は袋小路か
  • 3
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙」は抑止かそれとも無能?
  • 4
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    眠る筋力を覚醒させる技術「ブレーシング」とは?...…
  • 7
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    世界最大の都市ランキング...1位だった「東京」が3位…
  • 10
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 9
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 10
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中