最新記事

アフガニスタン

ペンス米副大統領、アフガン訪問「米軍は撤退せず最後までコミット」

2017年12月22日(金)10時43分

12月22日、ペンス米副大統領はアフガニスタンを訪問し、同国のガニ大統領らと会談した。訪問は事前には公表されていなかった。カブールの大統領宮殿でガニ大統領(右)と握手する同米副大統領(左)代表写真(2017年 ロイター)

ペンス米副大統領はアフガニスタンを訪問し、同国のガニ大統領らと会談した。訪問は事前には公表されていなかった。

ペンス副大統領は21日夜に軍用機でアフガニスタンのバグラム米空軍基地に到着。その後ヘリコプターで首都カブールに向かい、ガニ大統領とアブドラ行政長官と会談した。

ペンス氏は自身の訪問が、「最後まで関与する」という米国の姿勢を示す証拠だと述べた。トランプ米大統領は8月、アフガニスタンで反政府武装勢力タリバンに対する軍事行動を強化すると表明し、米軍の増派を示唆した。トランプ氏は昨年の大統領選では駐留米軍の早期撤退を呼び掛けていた。

ペンス氏はイスラエルとエジプトを今週訪問する予定だったが、米議会での税制改革法案の採決に合わせてワシントンにとどまるため、中東訪問を延期していた。アフガン訪問は当初、中東訪問の一部となっていた。

今回のアフガン訪問は治安上の理由から公表されず、同行した記者は、ペンス氏がカブールから空軍基地に戻り演説を終えるまで同氏の所在を明らかにしないよう伝えられた。

ペンス氏はバグラム空軍基地で、同地域への米国のコミットメントを強調。「われわれの国家に対するテロリストの脅威を排除するまで、米軍は引き続きアフガニスタンに関与していく」と述べた。

[カブール 22日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2017トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


ニューズウィーク日本版のおすすめ記事をLINEでチェック!

linecampaign.png

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米国株式市場=小反発、ナスダック最高値 決算シーズ

ワールド

トランプ氏、ウクライナ兵器提供表明 50日以内の和

ワールド

ウへのパトリオットミサイル移転、数日・週間以内に決

ワールド

トランプ氏、ウクライナにパトリオット供与表明 対ロ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:AIの6原則
特集:AIの6原則
2025年7月22日号(7/15発売)

加速度的に普及する人工知能に見えた「限界」。仕事・学習で最適化する6つのルールとは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「史上最も高価な昼寝」ウィンブルドン屈指の熱戦中にまさかの居眠り...その姿がばっちり撮られた大物セレブとは?
  • 2
    真っ赤に染まった夜空...ロシア軍の「ドローン700機」に襲撃されたキーウ、大爆発の瞬間を捉えた「衝撃映像」
  • 3
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別「年収ランキング」を発表
  • 4
    エリザベス女王が「うまくいっていない」と心配して…
  • 5
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首…
  • 6
    【クイズ】次のうち、生物学的に「本当に存在する」…
  • 7
    千葉県の元市長、「年収3倍」等に惹かれ、国政に打っ…
  • 8
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップ…
  • 9
    イギリスの鉄道、東京メトロが運営したらどうなる?
  • 10
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 1
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップを極めれば、筋トレは「ほぼ完成」する
  • 2
    「弟ができた!」ゴールデンレトリバーの初対面に、ネットが感動の渦
  • 3
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首」に予想外のものが...救出劇が話題
  • 4
    日本企業の「夢の電池」技術を中国スパイが流出...AP…
  • 5
    千葉県の元市長、「年収3倍」等に惹かれ、国政に打っ…
  • 6
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別…
  • 7
    イギリスの鉄道、東京メトロが運営したらどうなる?
  • 8
    エリザベス女王が「うまくいっていない」と心配して…
  • 9
    完璧な「節約ディズニーランド」...3歳の娘の夢を「…
  • 10
    トランプ関税と財政の無茶ぶりに投資家もうんざり、…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 3
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事故...「緊迫の救護シーン」を警官が記録
  • 4
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 5
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 6
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 7
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 8
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 9
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 10
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越し…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中