最新記事

モデル

姉ケイト・モスは愛をくれなかった...異母妹ロッティ、アダルトSNS「オンリーファンズ」で活躍

Not Just a Model

2023年03月29日(水)14時30分
ロッティ・モス(会員制SNS「オンリーファンズ」コンテンツクリエーター)

230404p64_MTN_01A.jpg

2019年のロンドンのショーで DAVID M. BENETT/GETTY IMAGES

ドラッグや酒に溺れて

16歳のときから、学校に通いながらモデルの仕事もやっていた。ロンドンに行ったりイベントに出たり、週末やバカンスの季節にはいろんな国に行って仕事をした。

やがて公立学校が自分に合わない感じがしてきて、別の学校に行きたくなった。そこでモデルの仕事で稼いだお金を使って、英サリー州の私立学校に入った。

ケイトがセレブであることは、もちろん知っていた。大きくなるにつれてケイトは私のアイドルになり、彼女ほどクールな人はいないと思うようになった。

けれども私はケイトから、愛情や関心をたくさんもらったことがない。これについては、いつも頭が痛かった。周りの人たちは何かにつけて、私にケイトのことを聞いてくる。「私はあの人のことをよく知りません。あの人は私のテキストメッセージに返事をくれません」なんて、みんなに言えるだろうか。

若い頃からモデルの仕事をやっていたから、周りの人たちがたくさんのドラッグやアルコールに気軽に手を出すのを普通だと思うようになった。私ものめり込んだ。

これが私にとって最大の後悔。あの狂った世界で、私は完全に自分を見失った。18歳のときにはエージェントから、ウエストは23インチ(約58センチ)まで細くしろと言われていた。

不幸せな自分を隠した

そんな最悪の時期にも、みんなは私が最高に輝いていると言ってくれた。自分では絶対にそうは思えなかった。私は友達と一緒に普通の生活を送り、20代初めの日々を楽しみたかった。

正直言って、ソーシャルメディアはあまり得意じゃない。オンラインで自分を出そうとするけれど、ヘイトに満ちたリプライに頭を抱えてしまう。若いときからメディアの世界にいるので、知らない相手に自分をさらけ出すのは怖い。

おまけに、隙あらば私のことを悪く言い、クレイジーなパーティーガールに仕立てようというイギリスのメディアのプレッシャーがあった。パーティーガールだった頃もあったかもしれないけれど、メディアにそう書かれると自分がさらに嫌になった。

若い頃、ケイトのパーティー通いについて似たような記事を読んだ。パーティーガールになるのはいいことだと思った。そこにダークで寂しい世界があるとは知らなかった。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ウクライナ紛争は26年に終結、ロシア人の過半数が想

ワールド

米大使召喚は中ロの影響力拡大許す、民主議員がトラン

ワールド

ハマスが停戦違反と非難、ネタニヤフ首相 報復表明

ビジネス

ナイキ株5%高、アップルCEOが約300万ドル相当
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    女性の胎内で育てる必要はなくなる? ロボットが胚…

  • 3

    「見せたら駄目」──なぜ女性の「バストトップ」を社…

  • 4

    パリで成功をつかんだ日本人調香師、新間美也「まず詩…

  • 5

    キャサリン妃がこれまでに着用を許された、4つのティ…

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    女性の胎内で育てる必要はなくなる? ロボットが胚…

  • 3

    2100年に人間の姿はこうなる? 3Dイメージが公開

  • 4

    アジア系男性は「恋愛の序列の最下層」──リアルもオ…

  • 5

    アメリカ日本食ブームの立役者、ロッキー青木の財産…

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    「恐ろしい」...キャサリン妃のウェディングドレスに…

  • 3

    女性の胎内で育てる必要はなくなる? ロボットが胚…

  • 4

    ハリウッド大注目の映画監督「HIKARI」とは? 「アイ…

  • 5

    2100年に人間の姿はこうなる? 3Dイメージが公開

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:ISSUES 2026

特集:ISSUES 2026

2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン