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英語を学ぶなら「話し言葉」でなく「書き言葉」を勧める理由

2020年08月18日(火)16時55分
船津徹

正しい発音で素読すると、英会話力も身につく

素読で重要なのが「正しい発音」です。標準的な発音、アクセント、イントネーションで読まなければ、英語独特のリズムが身につきませんし、対面でコミュニケーションする時に相手に通じません。

この問題を解決するにはインターネットを活用すれば良いのです。英語のドラマ、映画、YouTube動画などを視聴したり、英語の本の内容が音声化されたオーディオブックを聞くのも良いでしょう。英語の音声メディアに自由にアクセスできる今は、独学で英語の正しい発音を身につけることは難しくありません。

本を読むだけでは「英会話力」が身につかないのでは?と思うかもしれませんが、素読で会話力も劇的に向上します。音読する時は自分の口で発声すると同時に自分の耳で聞いていますから、話す力と聞く力も鍛えることができます。英語は「書き言葉」で学ぶ=英語の本を読む学習法をぜひ取り入れてみてください。


profile_Pic_toru_funatsu.jpg[執筆者]
船津徹
TLC for Kids代表。明治大学経営学部卒業後、金融会社勤務を経て幼児教育の権威、七田眞氏に師事。2001年ハワイにてグローバル人材育成を行なう学習塾TLC for Kidsを開設。2015年カリフォルニア校、2017年上海校開設。これまでに4500名以上のバイリンガル育成に携わる。著書に『世界標準の子育て』(ダイヤモンド社)『世界で活躍する子の英語力の育て方』(大和書房)がある。

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