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自宅教育はセレブにお任せ! 子ども向けコンテンツ公開中

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2020年05月01日(金)18時40分
ポール・ボンド

上段左から:ジョー・ウィックス、キャロル・ボー ダマン、サム・ソルボ、ケビン・ソルボ、ニール・ダイアモンド 下段左から:エイ ミー・アダムスと娘、ジェニファー・ガーナー、ロバート・アーウィン、ジョシュ・ギャッド、ダン・スノー PHOTO ILLUSTRATION BY GLUEKIT; SOURCE IMAGES: GETTY IMAGES (9), AFLO (SNOW), ISTOCK (OPEN BOOK)

<外出制限で学校に通えない子供たち向けに読み聞かせから本格的な講座までをセレブがネットで提供中>

新型コロナウイルスの感染拡大による外出制限で、今は子供たちも自宅待機。でもテレワーク中の親には、子供の相手をする余裕がない。これじゃ子供が駄目になる? ご心配なく。インターネットを通じて、世界のセレブが自宅での勉強を助けてくれる。

例えば、インスタグラムには米アクション女優のジェニファー・ガーナー(写真7) による絵本『おおきなあかいなや』(マーガレット・ワイズ・ブラウン作、邦訳・偕成社)の読み聞かせがある。同じく女優のエイミー・アダムス(6)は、娘の書いたスト ーリーに夫が絵を付けた絵本を朗読する動画を公開中だ。

どちらも再生回数は数十万回。ガーナーとアダムスは3月半ばに朗読動画の配信キャンペーンを立ち上げ、集まった資金は児童支援の慈善団体に寄付している。

ディズニー映画『アナと雪の女王』のオラフ役の声優として知られるジョシュ・ギャッド(9)は、ドクター・スースの絵本『おたんじょう日おめでとう』の朗読動画を公開している。

もっと本格的な学習ツールがお望みなら、女優サム・ソルボ(3)がYouTubeで提供するホームスクーリング(自宅教育)支援の映像ブログがいい。彼女は3人の子を学校へやらず、夫のケビン(4)と一緒に自宅で教育してきた(アメリカでは一定の条件を満たせば、親に自宅教育の権利が認められる)。

今回の「コロナ休校」を機にホームスクーリングを推進しようとするウェブサイトもあり、こちらは学年に応じた学習カリキュラムを提供している。

例えば、小学4年生向けの「動物」という項目をクリックすると、テレビタレントのロバート・アーウィン(8)がオーストラリアの動物園を案内する動画や、ハチやハチドリを題材にした読み書きの練習講座を見ることができる。

サム・ソルボは5カ国語に通じ、デューク大学で医用生体工学を学んだ才媛だが、自宅教育をする上で親に特別な能力は必要ないと言う。「無理だなんて思わないで。今はネットで、いろんな人が助けてくれる」

【参考記事】コロナ休校による「学力ロス」を防ぐには?

あのべテラン歌手も参戦

アメリカでは5〜17歳の子供の約3%が自宅で教育を受けているとされるが、サムはこの数字がもっと伸びればいいと考えている。「自宅で教えるなんて無理と思う親が多かったところへ、コロナウイルスがやって来た。失うものは何もないのだから、思い切って挑戦したらいい」

イギリスのセレブも自宅教育の支援に乗り出している。

クイズ番組司会者のキャロル・ボーダマン(2)は10年ほど前から算数学習サイトを開いているが、学校が再開されるまでは4〜 11歳の子にサイトを無料で公開するという。

歴史家でタレントのダン・スノー(10)も、自身の番組のネット視聴を期間限定で無料にした。フィットネス番組で人気のジョー・ウィックス(1)はYouTubeでエクササイズ番組を立ち上げており、3月下旬に公開された第1弾は4月半ばまでに実に640万回も再生された。

べテラン歌手のニール・ダイアモンド(5)も、ウイルス対策の基本とされる手洗いや「社会的距離」の取り方を、往年のヒット曲「スイート・キャロライン」のメロディーに乗せて教えている。

さあ、一緒に口ずさもう。せっかく子供と過ごす時間が増えたのだから。


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