最新記事

コーヒー

コーヒー1日25杯まで問題なし=専門家 飲みすぎの是非に終止符か 

2019年06月03日(月)18時45分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

飲んだ方が健康に良い?(写真はイメージ) taa22-iStock

<美味しいコーヒーがさらに美味しく感じる、コーヒー愛飲者に朗報>

一日の始まりの一杯、仕事の合間にコーヒーブレイクでホッと一息、打ち合わせでまた一杯......

コーヒーを飲む機会はなかなかに多く、1日の終わりには「今日はコーヒーを飲みすぎたかも」なんて思い返すことがあるが、不安は杞憂だったようだ。

ガーディアンによると、コーヒーを飲む量が1日当たり1杯未満でも、はたまた25杯飲んでも動脈硬化は悪化しないことが、イギリス心臓血管学会で発表された。

さらに、これまで発表されてきた、コーヒーは動脈を硬くし心臓に圧力をかけ、心臓発作や脳卒中の可能性を高めることを示唆するという説を覆す結果が出た。

【参考記事】コーヒーを思い起こさせる「何か」だけで人は覚醒する

飲んでも影響なし

同研究は、英国心臓財団(BHF)が一部出資し実施された。イギリス全土で8412人を対象に、コーヒーの摂取量別で1日当たり1杯未満、1日1〜3杯、3杯以上の3つのチームに分け、動脈硬化との関連を探った。1日当たり3杯以上飲むチームのなかには最大25杯を飲む強者もいたが、このグループの1日当たりの平均は5杯だった。

一定期間飲み続けた後、全員がMRI、CTなどの検査を受けた。その結果は、年齢・体重のほか喫煙状態のような要因を考慮してもコーヒーの摂取量による動脈硬化への影響の違いは見て取れなかったという。さらに、1日当たり3杯以上飲むチームの方が、1日1杯未満のチームよりも動脈の硬化が起こりにくいことが報告された。

nww-coffe01.jpg
何かとコーヒーを飲む機会が重なっても、気兼ねなく楽しめるように  izusek-iStock

インディペンデントが伝えるところによると、研究に参加したロンドン大学クイーン・メアリーのケネス・ファン教授は「世界中でコーヒーが人気を博しているにもかかわらず、色々な情報が流れているために、人々はコーヒーを飲むことを楽しめていない可能性がある」と話す。

「今回のリサーチからは因果関係を証明することはできないが、これまで(コーヒーの)危険性が度々示唆されてきたほど、動脈に悪い影響はないということが、私たちの研究で示されている」とし、安全に楽しめるラインについてアドバイスできるよう、更に研究を進める考えを示した。

【参考記事】1杯のコーヒーから始まる感謝の旅

20190611issue_cover200.jpg
※6月11日号(6月4日発売)は「天安門事件30年:変わる中国、消せない記憶」特集。人民解放軍が人民を虐殺した悪夢から30年。アメリカに迫る大国となった中国は、これからどこへ向かうのか。独裁中国を待つ「落とし穴」をレポートする。

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

英小売売上高、1月は横ばい 個人消費の低調継続=C

ビジネス

FRB利下げなら債務返済や借り換えに注力=トランプ

ビジネス

世界経済に中期リスク、一段の金融緩和で解決できず=

ワールド

OPEC、協調減産6月まで延長も 新型肺炎で需要減

RANKING

  • 1

    国境を越えた柴犬人気、しかし問題も

  • 2

    現代だからこそ! 5歳で迷子になった女性が13年経て…

  • 3

    「鶏肉を洗わないで」米農務省が警告 その理由は?

  • 4

    2100年に人間の姿はこうなる? 3Dイメージが公開

  • 5

    世界最大級のネコ、体重320キロのアポロを見て単純に…

  • 1

    国境を越えた柴犬人気、しかし問題も

  • 2

    教育は成功、でも子育ては失敗! 親の仕事は教育で…

  • 3

    現代だからこそ! 5歳で迷子になった女性が13年経て…

  • 4

    人には「代謝型」「免疫型」など4種類の歳の取り方が…

  • 5

    2100年に人間の姿はこうなる? 3Dイメージが公開

  • 1

    教育は成功、でも子育ては失敗! 親の仕事は教育で…

  • 2

    現代だからこそ! 5歳で迷子になった女性が13年経て…

  • 3

    国境を越えた柴犬人気、しかし問題も

  • 4

    2100年に人間の姿はこうなる? 3Dイメージが公開

  • 5

    イーストウッド最新作が大炎上 亡くなった女性記者…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:私たちが日本の●●を好きな理由【中国人編】

2020-2・ 4号(1/28発売)

日本と縁を育んできた中国人一人一人の物語── 本音の「日本論」から日中関係を見つめ直す

MOOK

ニューズウィーク日本版

絶賛発売中!