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人気の穀物フリーのペットフードは「ほぼ無意味」どころか健康に悪い

2019年04月24日(水)17時55分
マット・ミラー

joshblake-iStock

<遺伝的要素がないはずのゴールデンレトリバーに拡張型心筋症の発症例が出たため獣医らが調べたところ......>

ペットを家族と考える人が増え、米ペット関連市場は拡大中。ペットフードへの支出は2007年の 160億ドルから2017年には290億ドルになり、「オーガニック」「天然原料」「穀物不使用」などと銘打つ製品が人気だ。

だが獣医によれば、穀物不使用フードはほぼ無意味。2016年にはタフツ大学が「犬や猫に穀物 を与えたら有害との証拠はない」と忠告している。穀物不使用がアレルギー対策になるとの考えも誤り。犬や猫の食物アレルギーはほとんどないし、あっても原因は動物性タンパク質だ。

無意味どころか、健康に悪い場合もある。米食品医薬品局(FDA)は昨年7月、穀物不使用ドッグフードが拡張型心筋症につながる可能性があると発表した。これはドーベルマンなどによくみられる遺伝性疾患だが、遺伝的素因がないはずのゴールデンレトリバーの発症例が出たため獣医らが調べたところ、穀物不使用フードを食べていることが分かったという。

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問題を最初に指摘したノースカロライナ州立大学のテリサ・ディフランチェスコ教授は、穀物不使用ペットフードは控えるよう忠告する。こうした製品が魅力的なのはまっとうな科学ではなく、巧みな販売戦略のおかげであることが多いと、飼い主は肝に銘じておくべきだ。

【参考記事】犬の「うんちを食べる行為」の謎、ついに終止符か
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©2019 The Slate Group

[2019年2月19日号掲載]

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