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ストレッチは、怪我防止ではなく減量や健康増進に効果的だった:研究結果

2018年08月20日(月)18時40分
松岡由希子

ストレッチは減量にも効果的だった iStock-Pinkypills

<米エモリー大学の研究者が、ストレッチは、アスリートの怪我防止ではなく、一般の人が減量や気分転換のために行うのは望ましいと提唱した>

骨格筋を引っ張って伸ばすストレッチは、運動前のウォーミングアップや運動後のクールダウンなどに広くとりいれられているが、その効果や必要性については様々な見解が示されてきた。

では、一般に、私たちはストレッチしたほうがよいのだろうか。

ストレッチは、減量や健康、気分転換のために

米エモリー大学のデビット・プロロゴ准教授は、「アスリートの怪我防止や短時間での疲労回復の目的においてはストレッチしなくてよい」と述べる一方、「一般の人が減量や健康づくり、気分転換のためにストレッチを行うのは望ましい」と提唱している。

プロロゴ准教授によると、ストレッチには、「回復」のためのものと「改造」のためのものがあり、その違いを理解することが重要だという。

運動しているとき、筋肉は動き、これによってエネルギーが消費され、老廃物を生成し、筋肉の繊維構造が壊される。このような状態から痛みなく筋肉をフル機能できる状態に戻すことを「回復」という。

短時間で「回復」させる手法としては、ストレッチ、マッサージ、入浴のほか、軽い運動で回復をうながすアクティブリカバリー、衣服による適度な着圧で筋肉をサポートするコンプレッションウェア、温水と冷水を交互に浴びることで血液循環を促すコンストラスト水治療法、クライオセラピー(冷却療法)などがある。

2018年4月に発表された仏ポワティエ大学の研究結果によると、これらの手法のうち、遅発性筋肉痛(DOMS)や疲労からの回復に最も高い効果が認められたのはマッサージだ。

また、オーストラリア出身のアンソニー・バーネット博士が2006年に発表した研究論文果によると、「ストレッチには、怪我からの回復や怪我防止に効果は認められず、短期的にも長期的にも、ストレッチが回復に役立つとはいえない」という。

一方、継続的に運動することで、筋肉構造や代謝、生理機能が変わり、運動によるストレスに身体が順応していく。この変化がいわゆる「改造」だ。

(参考記事)信じるか信じないか、血液型ダイエット

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