キャサリンVSメーガン! 英王室に勃発したファッションバトルを考察してみた
着たい服を着るフリースピリットを持つメーガン妃
対するメーガン妃はというと、ジバンシィのウエディングドレスに始まり(デザインしたジバンシィの現アーティスティックディレクター、クレア・ワイト・ケラーは英国人ではあるが...)、ディオール、プラダなど、錚々たる海外メゾンを片っ端から試している感がある。
デコルテを露わにしていようが、ノースリーブだろうがお構いなし。着たい服を着たいように着る。モットーであるフリースピリットが、ファッションのセレクトにも表れているかのようだ。見ていて潔いほど、自分に似合うものを割り切って着ているメーガン妃に対し、世間からは冷たい目もある。
「新しい王室像を打ち立てる」と宣言したハリー王子夫妻だから、ファッション改革もひとつの狙いなのだろう。
とはいえ、メーガン妃にとっては、ファッションがメッセージを伝えるツールになっていることも明らかになった。
7月10日(現地時間)、アイルランドのダブリンを訪れたハリー王子とメーガン妃は、英国大使館で催されたサマーパーティに出席したが、その際にメーガン妃は、エミリア・ウィックステッドによるリトルブラックドレスを着て現れた。
エミリア・ウィックステッドと言えば、メーガン妃が結婚式で着用したジバンシィのウエディングドレスについて、自身のデザインとの類似を指摘していたデザイナーだ。後に結婚式でのメーガン妃のことを「美しい」と褒め称えたものの、わだかまりがくすぶっていただろうことは想像に難くない。
そんな一悶着あったデザイナーのドレスを、あえて選ぶあたりは、メーガン妃のメッセージと読み解くことができるだろう。
ダイアナ妃のファッションルールが2人の妃に受け継がれて
一見、真逆にベクトルをとるように見えるキャサリン妃とメーガン妃だが、実際のところは2人とも義母ダイアナ妃の影響を色濃く受けている。
ダイアナ妃は婚約以降、一貫して英国人デザイナーによるファッションで装うようにしていた。新進の英国人デザイナーのものも進んで起用し、自らが広告塔になって国内外に英国ファッションをアピール。その結果、キャサリン・ウォーカーやビクター・エーデルスタインといった英国人デザイナーの名を世界に知らしめることになった。
英国ファッションの風雲児だったジョン・ガリアーノのディオールのチーフデザイナー就任の折には、いち早くその服を身に纏うなど、世間の流行にも敏感だった。
チャールズ皇太子との離婚後は、それこそ英国人デザイナーに囚われることなく、シャネルやヴェルサーチなど世界中の一流メゾンのファッションを自由に謳歌。それもミニスカートも肩出しも厭わずに、だ。現在メーガン妃のちょっとした露出なんて、些細なことに思われるくらいに。
2人の妃は、そんな母妃のスタイルをそれぞれが忠実に守っているにほかならないようである。今後のキャサリン妃とメーガン妃も、ダイアナ妃と同様に、私たちを魅了し続けてくれるはずだ。

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