これはセクハラか、メンタルヘルス問題か？...米ヒーロー俳優、共演女性への「身体接触」が多すぎると動画が炎上

映画『グラディエーターII』プレミアでのペドロ・パスカル　Fred Duval-shutterstock

＜映画『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』で注目のペドロ・パスカル。同作で夫婦を演じたヴァネッサ・カービーへのボディタッチをめぐりSNSでは大論争に＞

チリ出身のアメリカ人俳優ペドロ・パスカル（Pedro Pascal）の最近の振る舞いが物議を醸している。新作映画のプロモーション中、共演女優ヴァネッサ・カービー（Vanessa Kirby）への頻繁な接触や身体の寄せ方に注目が集まり、ネットでは激しい論争になっている。

【動画】これはセクハラ？...共演女性への「身体接触」が問題視されているペドロ・パスカルの動画

映画『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』の宣伝イベント中に撮影された動画には、50歳のパスカルが、36歳のカービーの肩に手を回したり、手を握ったりする様子が映っており、それがSNS上でミーム化され、さまざまな解釈を呼んでいる。

カービーが妊娠中かつ既婚であることも相まって、パスカルの振る舞いが「一線を越えたか否か」をめぐって議論が白熱している。

パスカルを批判する側は「不適切で侵害的だ」とする一方で、擁護派は「これはインターネット文化やセレブへの過剰な監視、さらには男性がメンタルヘルスについて率直に語ることへの社会の反応を映す問題だ」と指摘する。

一連の議論の最中、パスカルはメンズヘルス誌のインタビューで、自身の不安障害について語っている。コロナ禍での孤独に苦しむ中、他者との交流が自分を現実につなぎとめる助けになったと率直に述べている。

パスカルは、自身の不安が高まったときには「誰かと一緒に"今ここ"にいること」が身体感覚を取り戻す助けになると語っており、その発言が、彼がカービーに触れている動画の文脈と重ねて解釈されている。