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東京・表参道で開催されたインスタレーション展示「BLACK LANDSCAPE」の一角で展示されたパナソニック「BLACK DESIGN SERIES」の製品群
<配線器具や照明器具を黒に統一することで、インテリアの新たな可能性が見えてくる。建築家もインテリアスタイリストも称賛する「BLACK DESIGN SERIES」はいかにして誕生したか>
住宅や店舗のスイッチパネルや電源コンセントなどの色といえば、多くの人は「白」をイメージするだろう。従来は白を主流とするそうしたさまざまな電気設備を、あえて「黒」で統一したシリーズがパナソニックの「BLACK DESIGN SERIES(ブラックデザインシリーズ)」だ。
ペンダントランプやシーリングファン、スイッチ、コンセント、火災警報器やスピーカー、さらにはスポットライトなどを取り付ける配線ダクトまでが揃う製品ラインナップで、黒を取り入れた空間をトータルにコーディネートすることが可能だ。
3月20~22日、東京・表参道の「STUMP BASE」にて、「BLACK DESIGN SERIES」を使ったインスタレーション展示が実施された。
3月20日には、インスタレーションを手掛けた建築家の佐々木慧(けい)氏と、同シリーズのキービジュアルのスタイリングを担当するインテリアスタイリストの大谷優依氏、パナソニック エレクトリックワークス社デザインセンターのシニアデザイナー、近藤高宣氏によるトークセッションも開催。空間デザインの流行から、「黒」の持つ可能性までを語り合った。
「BLACK DESIGN SERIES」が誕生した背景として近藤氏が語ったのは、「リフォームからイノベーションへ」というトレンドの移行だ。
「古いものをゼロベースに戻すリフォームから、既存のものを生かしながらプラスの価値を生むリノベーションへとトレンドが移行する中で、既存の壁や天井などの柱や梁、配管や電気設備をあえて露出して見せるインダストリアルな空間デザインが採用されることが増えています。また、住空間の大切さがコロナ禍で見直されたこともあり、室内に緑を取り入れるバイオフィリックなデザインも注目を集めています」
「そうした空間に馴染んだり、インテリアを引き立てたりする色として、ブラックのニーズが高まってきていると感じていました。そこで既存の黒い電気設備・製品に新たに開発した製品を加え、『BLACK DESIGN SERIES』として提案することにしたのです」
そう話す近藤氏が明かした同シリーズのコンセプトは、「『図』と『地』になること」。「図」とは空間における主役やアイキャッチとなる製品群を指し、「地」は床や壁、天井に同化するように馴染み、背景となる製品群を指す。
例えば、存在感のあるダイニングペンダント、フロアスタンドやシーリングファンは「図」となり、火災報知器やダウンライト、配線器具やダクトは「地」となる。
いわば主役として主張させたいプロダクトと、背景として馴染ませたいプロダクトの双方を黒で揃え、トータルな空間コーディネートに活用できるのが同シリーズの魅力だ。
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