ニュース速報
ビジネス

ドイツ銀、28年にROE13%超目標 中期経営計画を策定

2025年11月18日(火)03時29分

ドイツ銀行のロゴ。2023年3月撮影。REUTERS/Dado Ruvic

[フランクフルト 17日 ロイター] - ドイツ銀行は17日、2028年までの中期経営計画を発表した。収益性の指標である有形自己資本利益率(ROE)を現行の10%超から13%超に高めることや、収益を28年に約370億ユーロ(429億1000万ドル)と50億ユーロ程度拡大することなどが柱。クリスティアン・ゼービング最高経営責任者(CEO)は「守りから攻めに転じる」と述べた。

ゼービング氏が主導する中期計画の策定は、19年、22年に続く第3弾となる。収益拡大や利益率を高めていく一環として、費用収益比率(CIR)を現在の目標である65%未満から、28年までに60%未満に引き下げることを目指す。ゼービング氏は「長期ビジョンとしては欧州のチャンピオンになる」と述べた。ドイツ銀のROE目標は、フランスの大手銀行BNPパリバの目標と同水準となる一方、スイスの金融大手UBSの18%とは開きがある。

ドイツの金融業界を巡っては、世界的な貿易摩擦や信用リスク、高水準の債務、人工知能(AI)への対応といった課題に加え、ドイツ経済の低迷により不確実性は依然高いとの指摘もある。

ゼービング氏は経営不振にあったドイツ銀の経営安定化を実現したものの、一部の投資家からは投資銀行部門への依存度の高さやリテール部門の弱さが指摘されている。現行の中期計画は最終段階にあり、大半のアナリストは掲げられた目標を達成できるとみている。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、ハセット氏を「とどめたい」 FRB議長

ワールド

EUがウクライナ早期加盟検討、当初の権限限定 ロ和

ワールド

最高裁、次回判決日は20日 トランプ関税訴訟など重

ビジネス

追加利下げの用意必要、労働市場悪化に備え=ボウマン
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
2026年1月20日号(1/14発売)

深夜の精密攻撃でマドゥロ大統領拘束に成功したトランプ米大統領の本当の狙いは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 2
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑について野次られ「中指を立てる」!
  • 3
    世界最大の埋蔵量でも「儲からない」? 米石油大手がベネズエラ投資に慎重な理由
  • 4
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試…
  • 5
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の…
  • 6
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
  • 7
    イランの大規模デモ弾圧を可能にした中国の監視技術─…
  • 8
    日中関係悪化は日本の経済、企業にどれほどの影響を…
  • 9
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 10
    「ひどすぎる...」滑走路にペットを「放置」か、乗客…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 4
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 5
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世…
  • 6
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 7
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試…
  • 8
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 9
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 10
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中