最新記事
日本市場

米大統領選前夜、警戒続く日本株...「急落なら買い」銘柄探る動き

2024年11月5日(火)15時16分
トランプ前大統領とハリス副大統領

11月5日、米大統領選挙の結果が最後まで見極めにくい中、市場参加者は、投機筋の動きに神経をとがらせている。写真は5月30日と7月22日撮影(2024年 ロイター/Eduardo Munoz, Nathan Howard)

米大統領選挙の結果が最後まで見極めにくい中、市場参加者は、投機筋の動きに神経をとがらせている。6日の日本時間に結果が判明して相場が急変動した場合、企業のファンダメンタルズ以上に売り込まれる銘柄が出てくることも想定され、市場の一部では全体相場の急落後にリバウンドが期待できそうな銘柄を探ろうとする動きもみられる。8月の急落とその後に自律反発した相場からヒントを得ようとしている。


 

今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)もあり、株式市場は年内最大級の山場を迎えている。国内の衆院選以降、米大手ハイテク決算といった波乱要因をこなしてきたが、もう一波乱に備えようとする動きがうかがわれる。

大統領選の結果判明後は、相場が急変動するリスクがあるが、過剰な反応は長期化するとはみられていない。「人気銘柄には足元で過熱感もみられるが、株価が全体相場につれて調整するようなら仕込みどころになるのではないか」と三木証券の北沢淳商品部投資情報グループ次長は話す。

相場急変時には先物主導の売買が強まる傾向があり、指数への寄与度の高い銘柄の値動きが大きくなりやすい。「その分、自律的な復元力にも期待できる」と、ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジストは指摘する。

米経済を巡っては、下方リスクもくすぶるが、ソフトランディング(軟着陸)期待は継続している。「イベント通過で不透明感が後退すれば、米国の利下げ期待もあって年末に向けた株高の思惑が高まるのではないか」と松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリストはみている。

日経平均は8月の急落から約1カ月後の9月2日までに元の水準を概ね回復した。8月急落後の1カ月で日経平均が23%、TOPIXが22%リバウンドした一方、日経平均への寄与度の高い4銘柄のうち、ファーストリテイリングとアドバンテストが約28%、ソフトバンクグループが32%の上昇と、3銘柄が指数の復元力を上回った。

地方自治体
人口減の自治体を救う「小さな浄水場」──誰もが常に安心な水にアクセスできる社会の実現へ
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

独主要経済研究所、26・27年成長予測を下方修正 

ワールド

アベノミクスは「かなりの成果」、利上げ方針の論評は

ワールド

トランプ氏、NATO脱退を検討 英紙に表明

ワールド

豪首相、戦争の経済ショックは数カ月継続と警告 公共
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
2026年4月 7日号(3/31発売)

国際基準の情報開示や多様な認証制度──本当の「持続可能性」が問われる時代へ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引、インサイダー疑惑が市場に波紋
  • 3
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イラン恐怖」の正体
  • 4
    中国がイラン戦争最大の被害者? 習近平の誤った経…
  • 5
    初の女性カンタベリー大主教が就任...ウィリアム皇太…
  • 6
    年金は何歳からもらうのが得? 男女で違う「最適な受…
  • 7
    北京に代わる新都市構想は絵に描いた餅のまま...大幅…
  • 8
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 9
    「え、なんで?」フライト中に操縦席の窓が覆われて…
  • 10
    韓国・週4.5日労働制が問いかけるもの ──「月曜病」解…
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 3
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 4
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 5
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 6
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊…
  • 7
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 8
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 9
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終…
  • 10
    オランウータンに「15分間ロックオン」された女性のS…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中