欧州空港業界、数週間内にも燃料危機の恐れ EUに緊急対策要請
独フランクフルト空港で給油されるルフトハンザ・エアバス380型機。2013年7月撮影。REUTERS/Ralph Orlowski
[10日 ロイター] - 国際空港評議会(ACI)欧州支部は欧州委員会宛ての9日付の書簡で、ホルムズ海峡の通航が再開されなければ3週間以内にジェット燃料不足に直面する恐れがあり「欧州経済に重大な打撃を与えかねない」として、供給確保のため欧州連合(EU)全体として緊急対策を講じるよう求めた。
書簡によると、今週開かれた欧州委の石油調整関係者の会議で、ジェット燃料の生産量や供給に関してEU全体での把握や監視が行われていないことが判明したという。欧州委に対し、需給見通しを把握し、新たな輸入先や、EU域内の燃料流通に関するリスクや備蓄水準を検討するよう要請。輸入規制の一時的な解除やEUによる共同購入といった対策や、空港や航空会社、地上勤務者への支援も求めた。
ジェット燃料価格はここ数週間で1バレル当たり150─200ドルへと2倍以上に上昇。燃料費が航空会社の運営コストの最大4分の1を占めるため、業界は大きな打撃を受けている。
ACIの2019年までのデータによると、業界は欧州経済に年間8510億ユーロ(約9970億3000万ドル)寄与。1400万人を雇用している。





