米ジョージア州下院補選、トランプ氏支持の共和党フラー氏が勝利
トランプ大統領の支持を受けた元検察官の共和党候補クレイ・フラー氏。ジョージア州ロームで撮影(2026年 ロイター/ケビン・ラマルク)
Rich McKay Nathan Layne
[7日 ロイター] - 米連邦下院の保守強硬派、マージョリー・テイラー・グリーン前議員の辞職を受けた南部ジョージア州の補欠選挙は7日、決選投票が行われた。各メディアの報道によると、トランプ大統領の支持を受けた元検察官の共和党候補クレイ・フラー氏が勝利した。
フラー氏は同州で最も保守色の強い選挙区で、民主党穏健派のショーン・ハリス候補を破った。
ジョージア州空軍の中佐でもあるフラー氏は、トランプ政権1期目にホワイトハウス・フェローを務め、トランプ氏の「米国ファースト」路線の実行を公約に掲げた。一方、牧場経営者で退役軍人のハリス氏は、インフレ対策と小規模農家・退役軍人の支援策を柱に据えて共和党支持層への浸透を図った。
今回の決選投票は、3月10日の投票でいずれの候補も過半数を得られなかったため実施された。
ただ、共和党地盤の非常に強い同選挙区でハリス氏も善戦した。2年前の選挙でハリス氏はグリーン氏に約30ポイント差をつけられていた。今回は開票率76%の時点で、ハリス氏の得票率は44.4%と、フラー氏との差は約11ポイントとなっている。
フラー氏の勝利により、下院の勢力は共和党217、民主党214、無所属1、欠員3となる。
<トランプ氏の影響力を測る試金石>
今回の特別選挙は、トランプ氏の影響力を測る試金石として全国的な注目を集めた。この選挙区は、かつてはトランプ氏の最も熱烈な支持者の1人だったグリーン氏との関係を通じて、MAGA(米国を再び偉大に)運動の象徴となっていた。
ベリー大学のマイケル・ベイリー教授(政治学)は、同選挙区では共和党が圧勝してきた歴史があると述べ、2024年の選挙でグリーン氏の得票率は64.4%と、ハリス氏の35.6%を大幅に上回ったと指摘した。
ベイリー氏は、勝敗の差が政党の勢いや、トランプ氏のMAGA支持基盤に対する求心力を占う手掛かりになると述べ、ハリス氏の得票率が45%に近づけるかどうかが重要な目安の1つだとした。
「共和党色が非常に強いこの選挙区で45%に達すれば、全国的なニュースになるだろう」と語った。そうなった場合、一部の共和党議員がトランプ氏から離反する可能性があるとの見方を示した。
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