仏伊、イラン作戦関与航空機の基地使用など拒否 スペインに続き
米原子力空母「エイブラハム・リンカーン」。3月3日撮影(2026年 ロイター/U.S. Navy/Handout via REUTERS/File Photo)
[パリ/ローマ 31日 ロイター] - 米イスラエルによるイラン攻撃から1カ月以上経ち、米政権と主要同盟国との間に摩擦が生じる中、フランスとイタリアがスペインに続き、イラン交戦に関与する航空機の領空や基地の使用を拒否していると、関係筋が31日に明らかにした。
トランプ米大統領は今月、北大西洋条約機構(NATO)の同盟国から対イラン軍事作戦に十分な支援がないとして「臆病者」と呼び、批判していた。トランプ氏は31日、交流サイト(SNS)への投稿で、フランスは軍用品を積んだイスラエル行きの航空機による領空通過を許可せず、極めて非協力的だと非難した。
関係筋によると、フランスは先週末、イスラエルがイラン交戦用の米兵器を輸送するために領空を使用することを拒否した。2月28日の攻撃開始以来、初めての拒否という。イタリアは先週、中東へ向かう米軍機がシチリア島のシゴネラ空軍基地に着陸することを拒否した。最初に報じた伊紙コリエレ・デラ・セラは、米軍から事前の要請がなかったことなどを拒否の理由とした。
スペインは30日、イラン攻撃に関与する米軍機に対し、領空を閉鎖していると発表。サンチェス首相はイラン攻撃を強く批判している。スペインのロブレス国防相は31日、NATO同盟国の「集団防衛」に限って基地の使用を許可するとし、イラン攻撃に関与する米軍機の領空使用拒否は、2月28日の攻撃開始当初からだと説明した。スペインのアルバレス外相は国営放送TVEのインタビューで、国際法や世界平和、国連憲章を順守するために、恐れることは何もないと指摘し、スペインは報復を懸念していないとの見解を示した。
トランプ氏は31日、イラン攻撃に協力しなかった国々に対し、米国の石油を購入するか、ホルムズ海峡に「自分で取りに行け」と自身のSNSに投稿し、英国を名指しで非難した。





