米CB消費者信頼感、3月は小幅上昇 1年後インフレ期待は5.2%に急上昇
米ジョージア州アトランタのガソリンスタンドで20日撮影。REUTERS/Alyssa Pointer/File Photo
Lucia Mutikani
[ワシントン 31日 ロイター] - 米コンファレンス・ボード(CB)が31日発表した3月の消費者信頼感指数は91.8と前月から小幅上昇し、ロイターがまとめた市場予想(88.0)も上回った。予想外に上昇したものの、ガソリン価格の高騰と関税コストの転嫁の継続を背景に、1年後のインフレ期待は大幅に上昇した。
2月分は91.0と、当初発表の91.2から下方改定された。
CBのチーフエコノミスト、ダナ・ピーターソン氏は「物価や財(モノ)の価格に関するコメントから、生活費が依然として消費者の最大の関心事であることがうかがえる」と述べた。
3月の1年後のインフレ期待の中央値は、2月の4.5%から5.2%に急上昇し、2025年5月以来の最高水準となった。
FWDBONDSのチーフエコノミスト、クリストファー・ラプキー氏は「これは労働市場の健全性と活力にとって良い兆候ではない。戦争が始まって以来、ガソリン価格が1ガロン当たり1ドル以上上昇したため、企業はより慎重になり、消費者の信頼感も著しく低下している」と述べた。
政治的所属による信頼感の変化は小さかったものの、共和党支持者は無党派層や民主党支持者に比べて依然として最も楽観的だった。仕事が「豊富」だと答えた消費者の割合は増加したが、「仕事を得るのが難しい」と認識している割合も2021年2月以来最多となった。
今後6カ月以内に高額商品を購入する計画に関する回答は、2月の「はい」「たぶん」から、3月には「いいえ」が増えた。しかし、「はい」と答えた人の割合は依然として他の回答を大きく上回っており、中古車、家具、テレビ、スマートフォンが今後の購入品として最も人気のある商品となっている。
INGのチーフエコノミスト、ジェームズ・ナイトリー氏は「原油価格の変動は、裁量的な支出項目に対する購買力を低下させるため、需要を阻害する要因になると考えている」と述べた。
米軍とイスラエル軍がイランへの攻撃を開始してから1カ月が経過する中、世界の原油価格は50%超急騰。全米自動車協会(AAA)のデータによると、米国内のガソリンの平均小売価格は30日、1ガロン当たり4ドル超と3年以上ぶりの高水準を記録した。





