インド、重要鉱物で4カ国と協議 ブラジルやカナダ=関係筋
関係筋によると、インドは重要鉱物の共同探査・採掘・加工・リサイクルに向け、ブラジル、カナダ、フランス、オランダと協議を進めている。写真はリチウム(Li)元素の記号、原子番号、質量数を示すブロック。1月撮影(2026年 ロイター/Dado Ruvic)
Neha Arora
[ニューデリー 10日 ロイター] - 関係筋によると、インドは重要鉱物の共同探査・採掘・加工・リサイクルに向け、ブラジル、カナダ、フランス、オランダと協議を進めている。主要原材料の安定確保に向けた国際連携を広げる狙いだ。
対象はリチウムやレアアース(希土類)が中心で、インドは鉱物加工技術へのアクセスも求めているという。協議は非公開のため、関係筋は匿名を条件に語った。
多くの鉱物で世界供給を主導し、採掘・加工技術でも先行する中国への依存度が高いことが、インドにとって課題となっている。排出削減に向けエネルギー転換を加速させる中、複数国との連携を模索する必要性が高まっていると、鉱業関係者は指摘する。
ただ、鉱山開発は発見から生産までに長い時間を要する。探査だけでも5─7年を要し、採算の取れる鉱山に至らないケースも多い。
インドは、1月にドイツと締結した重要鉱物協定の枠組みを他国にも展開する考えだ。同協定は、探査、加工、リサイクルに加え、両国と第三国での鉱物資産の取得・開発を対象としている。
関係筋の1人は「要請があり、フランス、オランダ、ブラジルと協議している。カナダとの協定も積極的に検討している」と述べた。主導しているのはインド鉱山省という。
カナダのカーニー首相は3月上旬にインドを訪問し、ウラン、エネルギー、鉱物、人工知能(AI)分野での協定に署名する可能性が高い。カナダ天然資源省はコメントを求められ、1月の声明として、今後数週間以内に重要鉱物分野での協力を正式化することで双方が合意したと説明した。





