ニュース速報
ワールド

米国防総省、民主議員を「不正」で調査 軍に違法な命令拒否呼びかけ

2025年11月25日(火)10時01分

写真はマーク・ケリー上院議員。11月18日、ワシントンで撮影。REUTERS/Annabelle Gordon

Phil Stewart Idrees Ali

[ワシントン 24日 ロイター] - 米国防総省は24日、元宇宙飛行士で海軍退役軍人のマーク・ケリー上院議員を「重大な不正行為の疑い」で調査すると発表した。同氏が扇動的な行為を行ったとして、軍法の下で起訴するため現役復帰を命じる可能性があると警告した。

ケリー氏を含む米軍や情報機関出身の民主党議員6人は18日、軍兵士や情報機関職員らに宛てた動画を公開し、合衆国憲法を順守し違法な命令を拒否するよう呼びかけていた。

ケリー氏は不正行為を否定し、脅迫によって沈黙することはないと述べた。

ヘグセス国防長官は6議員の動画について「卑劣かつ向こう見ずで虚偽だ」とXに投稿。軍人に「指揮官の命令を無視するよう促すことは『秩序と規律』のあらゆる側面を損なう」と批判した。

トランプ大統領も20日、「死刑に処される反逆的行為」と非難していた。

民主党内では、トランプ政権が麻薬密売容疑者への攻撃を米軍に命じるのは違法との懸念が高まっている。国防総省は、麻薬密輸業者はテロリストとみなされるため攻撃は正当だとしている。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米感謝祭商戦、客足最高でも売り上げ伸び鈍化か=NR

ワールド

ロシアの石油・ガス収入、11月は35%減か 原油安

ワールド

事実に反する中国の主張受け入れられず、しっかり反論

ワールド

高市首相、トランプ米大統領ときょう午前に電話会談=
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 2
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネディの孫」の出馬にSNS熱狂、「顔以外も完璧」との声
  • 3
    老後資金は「ためる」より「使う」へ──50代からの後悔しない人生後半のマネープラン
  • 4
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 5
    海外の空港でトイレに入った女性が見た、驚きの「ナ…
  • 6
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 7
    「搭乗禁止にすべき」 後ろの席の乗客が行った「あり…
  • 8
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 9
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 10
    「イラつく」「飛び降りたくなる」遅延する飛行機、…
  • 1
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 2
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR動画撮影で「大失態」、遺跡を破壊する「衝撃映像」にSNS震撼
  • 3
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判殺到、そもそも「実写化が早すぎる」との声も
  • 4
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
  • 5
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 6
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 7
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 8
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 9
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 10
    海外の空港でトイレに入った女性が見た、驚きの「ナ…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中