ニュース速報
ワールド

米主要空港で数千便が遅延、欠航増加 政府閉鎖の影響続く

2025年11月09日(日)15時03分

 米政府機関の閉鎖が続く中、航空管制官の不足により8日には数千便の運航に混乱が生じた。写真はロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港で、駐機されているアメリカン航空の航空機。米バージニア州アーリントンで7日撮影(2025年 ロイター/Nathan Howard)

David Shepardson

[ワシントン 8日 ロイター] - 米政府機関の閉鎖が続く中、航空管制官の不足により8日には数千便の運航に混乱が生じた。

連邦航空局(FAA)によると、42の空港管制塔などで人員が不足し、アトランタ、ニューアーク、サンフランシスコ、シカゴ、ニューヨークを含む少なくとも12の主要都市で航空便が遅延した。

8日は1500便が欠航となり、6000便が遅延。7日には1025便が欠航、7000便が遅延していた。

航空会社関係者は遅延プログラムの数がかなり多いため、多くのフライトのスケジュール調整や計画がほぼ不可能になっているとし、人員不足の問題が悪化した場合、システムがどのように機能するのかについて懸念を示している。

FAAは航空管制の安全上の懸念から、40の主要空港で7日から4%減便するよう航空会社に指示した。

減便は11日には6%、14日には10%に拡大する。

FAAは8日に9つの空港で遅延プログラムを実施し、利用者の多いアトランタ空港では平均282分の遅延が発生した。

政府閉鎖が過去最長の39日目に入り、他の連邦職員と同様、数週間給与が支払われていないため、航空管制官の不足を招いている。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

中国、ガリウムやゲルマニウムの対米輸出禁止措置を停

ワールド

米主要空港で数千便が遅延、欠航増加 政府閉鎖の影響

ビジネス

中国10月PPI下落縮小、CPI上昇に転換 デフレ

ワールド

南アG20サミット、「米政府関係者出席せず」 トラ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216cmの男性」、前の席の女性が取った「まさかの行動」に称賛の声
  • 3
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評家たちのレビューは「一方に傾いている」
  • 4
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 7
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 8
    レイ・ダリオが語る「米国経済の危険な構造」:生産…
  • 9
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 10
    「非人間的な人形」...数十回の整形手術を公表し、「…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 5
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 6
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 7
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 8
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 9
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 10
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中