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米政府閉鎖の影響「想定より深刻」、再開後は速やかに回復=NEC委員長

2025年11月08日(土)00時07分

記者団に応じるハセット氏。ホワイトハウス外で3月撮影。 REUTERS/Kevin Lamarque

Doina Chiacu

[ワシントン 7日 ロイター] - 米ホワイトハウスの国家経済会議(NEC)のハセット委員長は7日、連邦政府機関の一部閉鎖による経済への影響は当初の想定よりもはるかに深刻になっていると述べた。ただ、閉鎖が解消すれば経済は速やかに持ち直すとの見方を示した。

ハセット氏はFOXビジネス・ネットワークのインタビューで、政府機関の一部閉鎖の影響で建設プロジェクトが減速し始めたほか、旅行関連も打撃を受けていると指摘。「現時点で最も大きな打撃を受けているのは旅行と娯楽部門だが、こうした状態が続き、航空旅行を巡る状況が向こう1─2週間で一段と悪化すれば、少なくとも短期的には景気は低迷すると言える」と語った。

政府機関の閉鎖に伴う不確実性の影響で労働市場はやや軟化しているとしながらも、米経済の一部が景気後退に陥っているとの認識は示さず、ベセント財務長官が先週に示した見解ほどは踏み込まなかった。

このほか、連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が12月の次回会合で金利据え置きが決定される可能性を示唆したことについては、失望したと述べた。

ロイター
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