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北朝鮮との対話再開で協力を、韓国大統領が首脳会談で中国主席に要請

2025年11月03日(月)14時58分

 韓国の李在明大統領は1日、中国の習近平国家主席と会談し、北朝鮮との対話再開への助力を求めた。APEC首脳会議で1日撮影。聯合ニュース提供(2025年 ロイター)

[慶州(韓国) 1日 ロイター] - 韓国の李在明大統領は1日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議出席のため11年ぶりに韓国を訪問した中国の習近平国家主席と会談し、北朝鮮との対話再開への助力を求めた。習氏は、韓国との協力を拡大し、直面する課題に共同で取り組む用意があると述べた。

韓国大統領府によると、習氏は会談に先立ち、韓国との関係を非常に重視し、韓国を切り離すことのできない協力パートナーと見なしていると述べた。

李氏は、中国を敵に回さず、米国との関係強化を図り、北朝鮮との緊張緩和を模索している。

会談では、最近行われた中朝の高官交流に言及し、「北朝鮮との対話に向けた条件が形成されつつある状況を非常に前向きに受け止めている」とし、「韓国と中国がこのような好ましい状況を生かし、北朝鮮との対話再開に向けた戦略的意思疎通を強化することを期待する」と述べた。

李氏は、北朝鮮の非核化について、対話と核兵器のさらなる開発凍結から始める段階的なアプローチを提唱している。

北朝鮮の朴明浩外務次官は1日、非核化は実現不可能な「夢物語だ」と述べた。北朝鮮国営朝鮮中央通信(KCNA)が報じた。

ロイター
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