ニュース速報
ワールド

シンガポール、経済成長予測の再調整も 先行き不透明

2025年05月16日(金)19時25分

 シンガポールのガン・キムヨン貿易産業相兼副首相は16日、先行きが不透明なため、経済成長予測の再調整が必要になる可能性があると述べた。2024年9月撮影(2025年 ロイター/Caroline Chia)

Jun Yuan Yong

[シンガポール 16日 ロイター] - シンガポールのガン・キムヨン貿易産業相兼副首相は16日、先行きが不透明なため、経済成長予測の再調整が必要になる可能性があると述べた。

米中関税交渉の進展は心強いものの「先行きは依然として非常に不透明で警戒を要する」とし、輸出依存度の高いシンガポール経済の減速が始まりつつあると述べた。

同国は4月、今年の国内総生産(GDP)伸び率見通しを1─3%から0─2%に下方修正した。

シンガポールは米国と自由貿易協定を締結しているが、トランプ政権はシンガポールに10%の一律関税を課した。

ガン氏は会見で、米国は10%の一律関税を撤回しないだろうが、トランプ大統領が導入を示唆している医薬品関税については交渉で譲歩を求めると表明。「シンガポール側が医薬品のサプライチェーンの安全性を確保することが必要になる」と述べた。

同氏は以前、シンガポールの対米輸出の10%以上が医薬品だと指摘している。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

自公連立、参院でも少数与党に 国民と参政が議席伸ば

ビジネス

ドル148円半ばで不安定、一時147円後半まで下落

ワールド

参院選、自公で過半数割れと報道各社 首相は続投表明

ワールド

石破首相が続投の方針、「日本の将来に責任」 参院選
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:AIの6原則
特集:AIの6原則
2025年7月22日号(7/15発売)

加速度的に普及する人工知能に見えた「限界」。仕事・学習で最適化する6つのルールとは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「マシンに甘えた筋肉は使えない」...背中の筋肉細胞の遺伝子に火を点ける「プルアップ」とは何か?
  • 2
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人口学者...経済への影響は「制裁よりも深刻」
  • 3
    日本では「戦争が終わって80年」...来日して35年目のイラン人が、いま噛み締める「平和の意味」
  • 4
    父の急死後、「日本最年少」の上場企業社長に...サン…
  • 5
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失…
  • 6
    約558億円で「過去の自分」を取り戻す...テイラー・…
  • 7
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは…
  • 8
    足の爪に発見した「異変」、実は「癌」だった...怪我…
  • 9
    小さなニキビだと油断していたら...目をふさぐほど巨…
  • 10
    イギリスのパブで偶然出会った日本語ペラペラのイン…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 3
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは「ゆったり系」がトレンドに
  • 4
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 5
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 6
    アメリカで「地熱発電革命」が起きている...来年夏に…
  • 7
    「マシンに甘えた筋肉は使えない」...背中の筋肉細胞…
  • 8
    「想像を絶する」現場から救出された164匹のシュナウ…
  • 9
    ネグレクトされ再び施設へ戻された14歳のチワワ、最…
  • 10
    「二度とやるな!」イタリア旅行中の米女性の「パス…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 4
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 5
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 6
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 7
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 8
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップ…
  • 9
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは…
  • 10
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中